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クマの大量出没!!
「俺達、本当は人間とうまくやりたいんだよ」



最近「クマ出没」と毎日のようにニュースに出ていますが…(ツキノワグマ編)

【何か焦点がぼけている感じ】

 私も朝などはワイドショーにチャンネルを合わせる。最近よく、目に飛び込
んでくるのは「クマ出没」「人的被害」のニュースである。

 クマの専門家も出て来て、解説するのだが短い時間で説明するのは難しいの
だろう。この原因は「今年の気象」だけで語られるほど単純なものではないか
らだ。

 私はいつも何か「かゆい所に手が届いていない」という感じでニュースを見
ている。専門家が全て悪いのではない、紋切り型でこの問題を片付けようとす
るマスコミ側がもうちょっと配慮しなければならないのである。

 ここで私なりにクマ出没に関する「原因」と「対策」を考えて見たい。

【"クマ出没"には複合的な原因アリ】

01."集落依存型クマ"の増加(山でえさを探すより楽だから)

02.自然の攪乱(人間による開発や伐採)による環境的要因

03.前年の冷夏、猛暑や台風による気象的要因

04.「ゴミを山に投げ捨てて来る」「キノコや山菜狩りなどで必要以上に山
   の中に入る」「キャンプなどで大きな騒音を出す電気機器などを持ち込
   む(騒音→音を止めた時が問題→急な静寂)」など人間のマナーの悪さ

05.廃棄果樹・廃棄野菜・家畜飼料・生ゴミやコンポスト普及によるクマに
   対する"誘因物"の増加→結果 "山頂型クマ"減り→"集落依存型クマ"が
   増える

06.クマの生態(行動様式)の変化→山の上部から里に近い"里山"へ
                →人に慣れたクマの増加
                →人が作る物の味を覚えた

07.中山間地問題(都会との経済格差)

   →過疎化問題(老齢人口が増え、人の気配薄くなる)
   →農林業施策の変化(森林伐採増える→クマが追いやられる→里へ)
   →産業構造の変化(結局は第一次産業に依存→クマのえさ)

08.狩猟人口の減少とその高齢化
   (1978[昭53]約51万人〜2001[平13]約21万人)

09.行政の取り組みの悪さ、遅さ[事項で詳細に展開します]

10.堅果類[ミズナラ、コナラ、ドングリ、クルミなど]の枯損
   
   →昨年、冷夏→堅果類は豊実[たくさん出来た]
   →今年、猛暑→堅果類は凶実[あまり出来なかった]→少ない上に↓
   →サルや虫などに先に食べられ、クマにまであまり回ってこなかった。
   (サルは青い実の内でも平気で食べてしまう)

 *これらの直接的、間接的な要因が複雑に絡み合って「クマの大量出没」と
  いう事になったのだと思う。

【いつもながら・・・行政の失態】

 09.に挙げた「行政の取り組みの悪さ、遅さ」これは何か市町村などで問
題が起きると必ず提起されるものである。でも、これらを避けては通れない。

 次に具体的な事例を挙げて、説明したい。

【本当に必要なのか?「春グマ駆除」】

 自治体を通じて、行なわれる駆除には2種類ある。

1.有害駆除…実際に農作物被害などが起こった場合に自治体の許可を得て、
       税金によって行なわれる駆除方法。

2.予防駆除…被害の実態がないのに、もしかするとこれから被害が出る可能
       性があるという理由で、事前に駆除頭数が決められ、予防的に
       行なわれる駆除方法(「春グマ駆除」も)。もちろん税金で。

 この「春グマ駆除」による2つの大きな弊害がある。

 まず1つ目はこの駆除によって、推定生息数の10%以上(新潟に至っては
30%以上)を殺してしまっている。これは周辺の自然環境における生態系を
著しく壊し、自然保護の面からも大問題となる(通常その生物に対して10%
以上殺してしまうと絶滅の危惧が出て来る)。

 2つ目は『クマの胆[クマノイ{胆嚢}]』が春先は特に高く売買されるという
悪習が存在することです。実際に中国や韓国では漢方薬の材料として珍重され、
一時、韓国のブラックマーケットで400万円を超える値段が付いていたほど
です。税金を使う公的な駆除によって、本当に特定の人々が巨額な利益を得る
という事は不正であり、不当です。

 予防駆除が結果的には「クマの胆の闇取引」を助長させているである。

*北海道や岩手県では廃止(2004年現在)されたが「秋田県」「山形県」
「新潟県」の東北3県では未だに実施されている。

 いくら"クマの出没"が多いからといって、決して、クマの総数が増えている
訳ではない。逆に総数としては減少傾向にある。一刻も早く事情を勘案して、
「春グマ駆除」は即刻、廃止すべきである。

【自治体や個人による本当の"クマ対策"10箇条】

01.「被害実態」や「出没の要因」などを科学的に調査、分析、研究する。

02.1を進めると同時に「被害防除対策」を素早く的確に行なう。

03.混乱を起こさせないように「住民へ対しての適切で迅速な情報開示」

04.適切な狩猟者の教育、育成(クマの習性なども勉強させる)

05.頻繁にクマが出没しているので「キノコや山菜狩り」は止める。

06.出来れば、老人や子供を一人で外に出さない(外出は控える)。

07.ツキノワグマやヒグマの生息数を正確に把握した上で全国的な保護、駆
   除の対策を立てる。

08.行政とクマの研究者達の綿密なやり取りによる対策会議(行政は専門家
   に対して、ちゃんと聞く耳を持て…対策がまずいから今の状況がある)

09.「クマ撃退グッズ」を自治体の特別枠で購入を検討する(ただし、利益
   追求型業者の言い分ばかり聞かない。客観的な判断が必要)。

10.廃棄果樹・廃棄野菜・家畜飼料・生ゴミなどは素早く処理する(長い間
   放置しない、屋外じゃなく屋内に置く)。

 それじゃ、実際にクマが出たら・・・

 度胸を据えて、騒がずに落ち着いて、クマが行き過ぎるのを待つしかないん
だろうと思う(現実、なかなか困難な事ではあるが・・・)。

 クマは決して、人々を傷つけるために接近している訳ではないのだから…

      「俺達、本当は人間とうまくやりたいんだよ」


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