毒舌!医療と生物をやさしく読み解く入門

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やさしく読み解く入門」


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「男性85」「女性90」・・・。
この数字にこだわる必要アリ?何か変だ



 上記の数字を見て、直ぐにピンと来る人は、健康マニアとも言えるし、数字
に囚われた人とも言える。一律に人間を輪切りにするこの数字に意味はある?


【"本末転倒"な事例が起きた!】

 "本末転倒"な事例とは・・・
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 8月中旬に、三重県伊勢市で、生活習慣病予防のために、
 「メタボリックシンドローム(内蔵脂肪症候群)」と疑われる市長ら幹部職員
 7人による減量作戦に、参加していた男性課長(47)が、運動中に死亡。

 死因は"急性虚血性心疾患"。歩数計は3500歩を示していたらしい。

 おそらく、この課長は、運動不足を急激に解消しようとして、亡くなったも
 のと、思われる。普通の人には、大丈夫でも、心臓が弱っていたり、運動不
 足の人が、急に、心臓に負担をかける運動をしたら、こうなってしまう可能
 性もあるということを、キッチリ認識すべきである。

 伊勢市役所では、7月から、市職員が、率先して、肥満予防に取り組もうと、
 「7人のメタボ侍、内臓脂肪を斬る」などと銘打ち、市長ら、腹囲85セン
 チ以上の部課長級職員の内、7人が、それぞれ減量目標を立て、10月に、
 成果を、公表することに、していたとのことである。
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 まるで・・・
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 市民へのスローガンを実現するために、この課長は死んだようなものである。
 そして、厚労省が発表した「腹囲85センチ」という数字も足かせになった。

 「健康を増進するため」に、今回のスローガンを立てたとしたら、まさに、
 "本末転倒"な事例が起こってしまったとしか、言いようがない。だって、
 健康を増進するどころか、死んでしまったんですから。

 死んでまで、「腹囲85センチ」こだわる必要が、どこにあるのだろう?
 死んでしまったら、全く意味がないであろう。

 これでは、まるで・・・

 がん患者から、「がんは全部摘出」したが、患者は死んでしまったというよ
 うなものであろう。これを、"本末転倒"と言わずして、何を"本末転倒"と、
 言うのだろうか。
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 だから・・・
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 あくまでも、自分という"1人称の健康"を、考えるのであれば、あまり、
 数字や周辺の情報に、こだわったり、惑わされたり、しない方が良いと、
 私は思う。今回の事例は、それを再認識させてくれた。
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 それでも、確かに・・・
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 ●沖縄県の約7千人を対象に行われた疫学調査で、心筋梗塞や大動脈瘤など
  を発症した確率(累積発症率)を調べたところ、メタボリックシンドローム
  (内蔵脂肪症候群)患者の男性では、約28%で、同症候群でなかった男性
  に比べ、約2.5倍危険であった。一方、女性での発症率は、約9%で、
  危険性は、同症候群でない人の約1.8倍だった(琉球大調べ)。

 ●メタボ大国アメリカでも、過去約30年間に、肥満が着実に増加。このま
  ま、続けば、8年後の2015年にも、成人の4人に3人(75%)が、
  標準体重を上回り、41%は、肥満になると警告している(米ジョンズホ
  プキンズ大調べ)。
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  *アメリカでは、既に、FDA(食品医薬局)が"犬向けの肥満治療薬"まで
   認可するという事態に至っている(初)。認可されたのは、米製薬大手
   ファイザー社による飲み薬「スレントロル」で、食欲を抑え、脂肪の吸
   収を少なくして、体重を減らすというメカニズムだそうだ。
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 という数字も、出ている。けれど、敢えて、私は気にし過ぎるなと言いたい。

 犬だけじゃなく、人間でも、こんな朗報が・・・
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 我が札幌にある健康食品製造のアミノアップ化学が、開発したポリフェノー
 ルの一種「オリゴノール」について、同社と杏林大学(東京)研究グループが、
 メタボリックシンドローム(内蔵脂肪症候群)につながる『脂肪細胞の蓄積を
 抑制する効果』を、確認した。
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 確認した実験とは?
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 メタボリックシンドローム(内蔵脂肪症候群)は、体内に、内臓脂肪が百平方
 センチメートル以上あるかどうかが、"判断基準の1つ"である。

 こうした脂肪の蓄積は、細胞内の活性酸素が「アディポサイトカイン遺伝子」
 を"悪玉化"することによって、もたらされると、されている。
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 そこで、実験では・・・
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 マウスに、通常食、高脂肪食を、それぞれ与え「活性酸素の変化」を調べた。

 高脂肪食を与えたマウスの活性酸素量= 通常食を与えたマウスの約3倍増
                  ↓
 高脂肪食に、「オリゴノール」を投与したマウスと、高脂肪食だけを与えた
 マウスの活性酸素量を比較したところ、「オリゴノール」を投与したマウス
 の活性酸素量が、30%以上少ないことが、分かった。
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 最後に・・・

 どうせ運動をするなら、「ジョギング」より「サッカー」の方が、効果的だ
というデンマークからの報告もある。理由は、「サッカー」の方が、体脂肪の
減少幅が大きく、筋肉が増える効果(基礎代謝量が増える)があり、運動をして
いて、楽しいと、いうことだそうだ。

 健康に関しても、あまり突き詰めて、考えずに、少しファジーに、楽天的に、
捉えていった方が、良い結果につながるような気がする。気楽にどうぞ!


 **本当に悪いことなのか・・・ http://www.unlimit517.co.jp/ib265.html

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