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せっかちな人は"ある疾患"リスクが少ない?


 約3週間のご無沙汰でした。サミット後、貴方のご機嫌は、いかがですか?

 何故、わざわざ"サミット"という語を入れたかというと・・・

 私の仲間達が、その期間中、"サミット"の警備に、従事していたからです。

 私自身は、直接、関わることはありませんでしたが、終了後、仲間達から、

 話を聞くと、"サミット"の裏方の大変さを、一層、痛感しましたねぇ〜。

 ここでは・・・

 書くことは、出来ませんが、一見、無事に終わったような"サミット"も、

 裏に回れば、色々と噴出していたと言うことです。分からないものですねぇ。

 けれど、私が思ったのは、地元の北海道で行われているにも関わらず・・・

 現場に行っていない私にとって、ほとんどの情報は、マスコミを通じて。

 「これじゃ、遠くで開催されているのと、余り変わらないや」って感じ。

 唯一、今回の"サミット"の強い印象は・・・

 全国各地から集まったお巡りさん達と、2週間位続いた交通規制かなぁ〜。

 でも、私の目の黒い内に、再び北海道で、"サミット"が開催される事はない。

 そう考えると、これはこれで、貴重な体験だったんでしょうね、やっぱり。

 閑話休題・・・

 「せっかちで、怒りっぽい人」と「おだやかで、のんびりした人」

 貴方は、どちらの人の方が、より「心疾患」に罹りやすいと思います?

 どう考えたって、「せっかちで、怒りっぽい人」って、思いますよね。

 なんか、こういう激高型の人は、より「心臓」に負担を掛けそうですから。

 けれど、先頃、厚労省の研究班から、以下の発表が・・・
───────────────────────────────────
 「せっかち」「怒りっぽい」などの特性がある男性は、比較的「のんびり」

 した人より、心筋梗塞などの虚血性心疾患に、なりにくい可能性がある。
───────────────────────────────────
 主任研究者・津金昌一郎氏(国立がんセンター予防研究部長)
───────────────────────────────────
 調査は、1990(平成2)年以降・・・
───────────────────────────────────
 岩手など8県の40〜69歳の男女約8万6千人を、平均で約11年半追跡。
───────────────────────────────────
 この間に・・・
───────────────────────────────────
 約670人(約0.78%)が、「心疾患」を、発症した。
───────────────────────────────────
 また・・・
───────────────────────────────────
 アンケートで、「せっかちさ」「怒りっぽさ」「競争心の強さ」などを、
 尋ねて、結果を、数値化した。

 数値の高さで、「4つのグループ」に分け、「心疾患」との関連を分析。
───────────────────────────────────
 結果・・・
───────────────────────────────────
 数値が最も低く「のんびり」傾向が強い男性は、

 数値が最も高く「せっかち」傾向が強い男性に比べ、

 「心疾患」を、発症するリスクが、"1.3倍"も、高かった。
───────────────────────────────────

 欧米の研究では、逆に・・・

 「せっかち」な方が、日常のストレスが大きく、「心疾患」のリスクが、

 高いとされている。今回の調査でも、女性は、欧米と同様の傾向だった。

 研究班の一人、磯博泰大阪大教授(公衆衛生学)は次の様に分析・・・
───────────────────────────────────
 日本では、せっかちな男性が、ストレスを意外にうまく発散している
 一方で、のんびり型の男性が、内に、ストレスをため込む傾向にあるのかも
───────────────────────────────────
 欧米の分析では・・・
───────────────────────────────────
 せっかち派が、ストレスを受けやすく、喫煙や、大量飲酒など、
 不健康な生活をしがちなためと、考えられている。
───────────────────────────────────
 今回の疫学調査でも・・・
───────────────────────────────────
 こうした生活上の特徴は、男女とも、欧米の分析と一致していた。
───────────────────────────────────

 いつも思うんだけど、厚労省の研究班って・・・

 定期的に、「何らかの結果発表」を、義務付けられているんだろうね。

 今回の疫学調査にしても、一見、もっともらしい結果のようだけれど、

 これらは、全くの「数字のマジック」であり、信憑性に、欠けるものだ。

 だって・・・

 8万6千人のサンプル数は、いいにしても、その中で、「心疾患」を、

 発症したのは、わずか、670人(0.78%)だけなんだよねぇ〜。

 そのほんの少ない人数に、アンケートを取り、結果を、無理やり導いた。

 チョッと、強引過ぎやしないかと、私は、大いに、懸念していますよ。

 平均で約11年半追跡・・・

 その努力は認めますが、今回の調査であれば、他の地域の「心疾患者」

 からも、同じ様なアンケートを取ることが、可能だったんじゃないのかな?

 それで、もっとサンプル数を、増やすことによって、より客観的な数字を、

 得られたような気がして、わたしはならない。少な過ぎるよサンプル数が。

 それと、この発表は、何を意図しているの・・・

 「せっかちな男」を擁護している?「のんびりな男」を批難している??

 ただ単に、研究材料として、考えているのならば、サンプル数を増やすべき。

 それと、「興味本位」だけで、「結果発表」するのなら、止めた方が良いよ。

 今回の調査に限らず、他の厚労省の研究班も・・・

 大きな枠でのサンプル数は、多くても、実際に、必要なサンプル数が、

 決定的に、不足しているケースが、これまでの発表でも、まま見受けられる。

 「せっかち」な私にとって見れば・・・

 今回の結果は、嬉しくもあったが、冷静に、分析すると、疑問が湧き出る。

 厚労省の研究班もご苦労様だが、もう少し、地に足を付けた研究を、どうぞ。

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