毒舌!医療と生物をやさしく読み解く入門

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「口蹄疫」を極めて冷静に捉える1


 15本目の映画は"隣人"が最悪。作品自体は尻上がりに惹き付けられましたが。
 http://asa10.eiga.com/

 学生時代の先輩、後輩で現れた2人。先輩は「すいません」と私の前を通り、

 態度も、体もデカイ後輩は「無言」で私の前の通り過ぎた。まぁ、ありがち。

 その後・・・

 私を襲ったのは、150キロはありそうな後輩の"デブ特有"の荒い息遣い。

 「うるさいなぁ〜。俺は1000円払って、手前の息遣いを聞きたくない」

 「家でビデオでも見てろ!それとも3人分払って、両サイドを空けろ!!」

 追い打ちを掛けるように・・・

 今度は、鼻をかみだした。それも4回ほど。完全に、エチケット違反だろう。

 その後は、もう映画に飽きてしまったのか、完全マナー違反の携帯電話確認。

 「先輩、あんた連れてきたんだろ、何か言えよ!」ニートの先輩は終始無言。

 俺が・・・

 何か言ってやろうと思ったが、「まぁ、メルマガの良いネタが出来たか」と

 思い直し、帰途に着く。この後輩は、ニートの先輩を、散々仕事がないと、

 批難していたが「お前は先ず、痩せて礼儀正しくなり、人に迷惑を掛けるな」

 迷惑と言えば・・・

 畜産農家にとって、生産を阻害する「疾病」ほど、迷惑なものはありません。

 今、宮崎県で猛威を振るっている「口蹄疫」など、その代表格の一つです。

 「口蹄疫」は、最も警戒される26種『家畜(法定)伝染病』の中の1種類
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 1牛疫/2牛肺疫/【3口蹄疫】/4流行性脳炎/5狂犬病/6水胞性口炎/

 7リフトバレー熱/8炭疽/9出血性敗血症/10ブルセラ病/11結核病/

 12ヨーネ病/13ピロプラズマ病/14アナプラズマ病/15伝達性海綿状脳症(BSE)/

 16鼻疽/17馬伝染性貧血/18アフリカ馬疫/19豚コレラ/20アフリカ豚コレラ

 21豚水胞病/22家きんコレラ/23高病原性鳥インフルエンザ

 24ニューカッスル病 鶏/25家きんサルモネラ感染症/26腐蛆病
───────────────────────────────────
 3番目が、今回取り上げている「口蹄疫」です。
───────────────────────────────────
 【拓コメント】この疾病名を初めて聞いたのは、今から約25年前の大学の
        「獣医学概論」という講義でした。その頃は、法定伝染病が
        "25"種類だった憶えがあるのですが、単に、記憶違いかも
        知れません。

        それでも、何故か約25年経った今も、この講義の雰囲気や
        内容を覚えているのです。他の講義はサボりがちでしたが、
        この講義は自分の興味あることと一致、好きで欠かさず出席
        していたことも、その要因にあるのでしょう。

        その他には、当時その存在が漸く明らかになりつつあった
        「後天性免疫不全症候群(AIDS)」という用語や机の上に
        ばらまかれていた「学生運動のビラ」を思い起こしますねぇ。
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 【人畜共通伝染病】
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 上記26種類の中で、人にも感染するとされている疾病=人畜共通伝染病
───────────────────────────────────
 5狂犬病/7リフトバレー熱/8炭疽/9出血性敗血症/10ブルセラ病/

 11結核病/16鼻疽/23高病原性鳥インフルエンザ
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 *以上の8種類。「口蹄疫」は含まれていません。
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 本当は・・・

 このメルマガ、5月17日に発行しようと思っていたのですが、その後、

 "風評被害を防ぐ"という理由で、自粛していたらしいマスコミが、挙って、

 「口蹄疫」を大々的に報道し始めましたので、少し様子を観察していました。

 私は・・・

 この「口蹄疫」の件に関しては、多分に、憤りや感情的な所もありますが、

 ここは、少しそういう点を抑えて、なるべく新しい報道などから時系列に、

 「私の気になる事柄」を踏まえて、淡々と箇条書きに認めたいと思います。
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 【私の気になった「口蹄疫」に対する事柄】
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 ●10月に胆振管内安平町(あびら)で開催予定だった「第13回全日本ホル
  スタイン共進会」を来年度に延期。5年に1度の「乳牛のオリンピック」。
  北海道開催は初めてだった。

 ●5月31日、酪農学園大で
 「家畜伝染病・口蹄疫の正しい知識を学ぶ緊急シンポジウム」開催。

 ●種牛49頭中、感染が疑われる症状を示した1頭は
  5月22日に発熱したが、国への報告をしていなかった。

 ●東国原知事、種牛49頭について、次の様に述べる。
───────────────────────────────────
 「2頭に、よだれや発熱等の症状が出た」

 「家畜伝染病予防法のガイドラインの優先順位を遵守し、豚の殺処分を急い
  でいる。(49頭も)当然、順を追ってやらなければならないと思う」
───────────────────────────────────
 ●T農業高校で、実習用の牛、豚を、全頭処分。

 ●山田農水副大臣、家畜改良事業団が一元管理する種牛49頭を殺処分して
  いない宮崎県の対応は、「法令違反」と述べる。
  
 ●「口蹄疫」に感染した疑いがある家畜について「所有者は直ちに殺さなけ
  ればならない」と、家畜伝染病予防法に、規定されている。

 ●M動物園のキリンやエゾシカは消毒液対策、H展望台の羊は隔離。

 ●「口蹄疫」とは、牛や豚など偶蹄類(蹄が偶数ある)の動物に感染するウィ
  ルス性伝染病。人には感染せず、感染した家畜の肉や乳を摂取しても影響
  ない。飛沫や汚染物品などにより感染し、感染力は強い。

  発病した動物は、発熱などの症状が出て、食欲がなくなり、急に痩せ、
  家畜としての価値がなくなる。

 ●殺処分方針が確認された49頭の中には、日本の畜産に大きく貢献した
  伝説の種牛「安平(やすひら)」を含まれている。安平の精液を使って生ま
  れた子牛は約22万頭にも上る。

 ●種牛になるのは、血統の良い父母の間に生まれた候補牛の中でも年間1〜
  2頭。しかも、育成までには、7年ほど掛かる。

 ●「口蹄疫」被害に対する義援金詐欺

 ●「口蹄疫」が発生した地区の獣医師の多くは、発生直後から、感染拡大を
  防ぐために、農場での診療を自粛。

  獣医達にとって、殺処分が終了すれば、診療所の周囲から診るべき牛や豚
  等の家畜がいなくなる。つまり、診療所は経営が行き詰まる事を意味する。

 ●10年前の「口蹄疫」と比較。ウィルスは同じO型だが、10年前の物は、
  病原性も、感染力も弱かった。牛は「検出動物」、豚は「増幅動物」と、
  呼ばれ、豚に感染が拡がると、牛の1000〜1万倍ものウィルスを放出。

  豚から感染が始まった2001年の英国では、650万頭もの家畜を処分。

  ワクチンは個体差があり、感染を完全には防げないが、
  「ウィルスの排出量」を減らすことは、出来る。

 ●エース級の種牛6頭は、現在の宮崎牛の約9割の「父」にあたる。6頭の
  精液は、専用容器で約15万本冷凍保管されている。だが、15万本では、
  1年程度しか在庫が持たない。

 ●種牛6頭の内、最も精液供給量の多いエース「忠富士(ただふじ)」殺処分。
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 ●4月下旬に、「口蹄疫」への感染が判明した宮崎県T町の畜産農家の水牛
  が、3月下旬に、県の家畜保健衛生所の検査を受けながら、「口蹄疫」の
  可能性を疑わず、『特段の問題ナシ』として処理されていた。

 ●この時、採取された上記水牛の検体は、4月22日に、県が農家を立ち入
  り検査した際に、提出され、その後の遺伝子検査で「口蹄疫」感染が判明。
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 ●抜け穴になると懸念されるのは、旅行者らの衣服などに付着したウィルス
  が運び込まれるケース。ウィルスは人の靴や衣服に付着して、感染が拡大
  する可能性が高い。農場では、関係者以外の立ち入りを制限する必要アリ。

  ウィルスは、強力な消毒液でなければ死滅せず、それに対応した消毒設備
  を、農場に設置するべきである。

 ●「口蹄疫」対策で、ワクチンを使うのは、国内では初めて。

 ●現在、ワクチンの在庫は、70万回分。

 ●ウィルスの体外への排出を抑制し、感染拡大を抑える効果が期待出来る。
  しかし、家畜の体内には、ウィルスが残るので、最終的には殺処分。

 ●国際獣疫事務局(OIE)基準では、「ワクチン清浄国」となり、通常の
  清浄国とは見なされなくなる。そのため、牛や豚を、海外に輸出しようと
  しても、受け入れる国がなくなるという危険性がある。

 ●キリン、フタコブラクダなど「口蹄疫」に感染する可能性がある偶蹄類
  14種類を飼育するF動物園が休園。

 ●農水省は、これまでに、ウィルスが香港で見つかった型に近い事を確認。
  だが、原因や感染経路の解明には至っていない。

 ●10年前には、原因に一つに「輸入稲わら」が疑われた。そのため、国は
  2000年11月家畜伝染予防法を改正、稲わら等輸入飼料の検疫を強化。

 ●「口蹄疫」は、空気感染もする。
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 ●ウィルスの塩基配列が、香港で今年確認されたものと99.2%一致。

 ●農水省が、英国の家畜衛生研究所にウィルス解析を要請していた。
  香港の他、韓国のウィルスとも98.59%一致することも判明。

 ●ウィルスは、感染を繰り返す内に、少しずつ塩基配列を変えて行くために、
  配列が近ければ近いほど、「共通の感染源」から枝分かれした可能性高い。
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 ●4月27日、K町畜産試験場で、国内初「豚の感染疑い」が5例。

 ●T町の農家が飼育していた繁殖牛3頭の「口蹄疫」への感染を確認。
  感染が確認された3頭の血清型は、4月に韓国で発生したのと同じO型。

 ●日本からの牛肉輸出は、2008年度で約551トン。この内、ベトナム
  339トン。香港に113トン。米国に86トン。この3ヵ国で約98%。

 ●宮崎県に隣接する鹿児島、熊本、大分の各県は、県境で、畜産関係車輌を
  消毒する水際作戦を展開。一部では、24時間態勢の消毒を継続中。

 ●豚が放出するウィルスの量は「牛の100倍以上」とされている。
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 他にも・・・

 たくさん気になった事はあるが、今回は「農家の本心」と「政治的な事」は、

 敢えて、取り上げない様に。けれど、何れ、この事には触れなければならぬ。

 早い終息を祈るが、その後の残骸が痛ましい事は想像に難くない。何故に…。

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