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津波による膨大な「被害者の遺体」
から感染症がまん延するのか!?



 スマトラ沖地震による被害者は、遂に14万5千人を超えてしまった。これ
から、問題になるのは「感染症」だが、実際、被害者の遺体から、うつる事は
あるのだろうか!?

【大きな"誤解"が蔓延る】

 最初に強く申し述べたい。現地やそれらを報道するメディアの中にも大きな
"誤解"がある。それは・・・

   「被害者の遺体が、感染症まん延の原因になる」という認識である。

 実際に現地では、"感染症予防"を目的とする遺体の集団埋葬などが行なわれ
ている場所もあるようだ。いわれのない目的によって、集団埋葬や火葬が多く
なり、益々、個人の特定や移送が困難になる。

[何故、遺体は"感染症まん延の原因"にならないのか?]

1.感染症の原因菌やウィルスなどの病原体は、"生きた"人や動物の体内で、
 「頻繁に増殖」する。

2.仮に風土病などに感染していても、死亡後は、体温が急激に下がるため、
  病原体の多くは死滅する。

3.「遺体の血液」などに直接触れない限り、感染の恐れは小さい。

4.感染症を広げる恐れは、むしろ、非衛生的な環境下に置かれた生存者の方
  が大きい。

     「直ぐに"遺体=感染源"という思い込みは無くすべき!」

【どんな"感染症"が問題になるのか?】

   ここでは、問題になりそうな5大感染症をピックアップします。

[1.マラリア]

 マラリアは、熱帯・亜熱帯地域に広く分布する重要な感染症で世界100ヵ
国余りで流行。WHOの推計では、全世界で、1年間に3億〜5億人の患者、
150万人〜200万人の死者がある。また、そのうち90%は、アフリカ熱
帯地方。

{種類}熱帯熱マラリア、 四日熱マラリア、 三日熱マラリア、 卵型マラリア

{感染方法と潜伏期}

「ハマダラカ属の蚊に吸血される」ことによって感染。マラリア原虫を持つ蚊
に吸血され、人の体内で、マラリア原虫が侵入してから発症するまでの期間
(潜伏期)は、熱帯熱マラリアで12日前後、四日熱マラリアは30日、三日熱
マラリアと卵型マラリアでは14日程度。

{症状}

 一定の潜伏期間の後、悪寒、震えと共に体温が上昇し、1〜2時間続く。そ
の後、悪寒は消えるが、体温は更に上昇し、顔面紅潮、呼吸切迫、結膜充血、
嘔吐、頭痛、筋肉痛などが起こり、これが4〜5時間続くと発汗と共に解熱。
これを"熱発作"と呼ぶ。

 この熱発作の間隔は、感染するマラリアの種類によって異なり、四日熱マラ
リアは72時間、三日熱、卵型マラリアは48時間ごとに起こるが、感染初期
では発熱が持続する傾向が多い。

 一般に、熱帯熱マラリアは、他のマラリアと異なり、高熱が持続する傾向が
あり、平熱まで下がることはほとんどない。また、症状も重く、治療が遅れる
と、意識障害、腎不全などを起こし、死亡することもまれではない。

{予防方法}

○蚊に刺されない事。防虫スプレーや蚊取り線香等も有効。肌の露出を極力避
 ける服装(薄着は不可)。長期滞在の場合は「蚊帳」なども考慮する。

○現地の事情に合わせた「予防薬」の服用

[2.デング熱]

 アジアや太平洋諸島など熱帯亜熱帯地域に広く分布するウイルスによって引
き起こされる感染症。デング熱は、流行する地域全体で年間数十万人の患者が
発生しており、広い地域で爆発的な流行が頻発する事も。

 マラリアと異なり、デング熱を媒介する蚊(ネッタイシマカ、ヒトスジシマカ)
は、空き缶などに溜まった水や竹の切り株に溜まった水でも発生するために、
都会で流行することも多く、ある意味では「マラリアよりも感染する危険性は
高い」と言える。

{感染源}

 デング熱ウイルス(フラビウイルス属で1〜4型まである)を保有している蚊
(ネッタイシマカ、ヒトスジシマカなど)に吸血されることにより感染。

{症状}

 3〜15日、通常5〜6日の潜伏期(蚊に刺されてからウイルスが体内で増
えるまでの期間)を経て、突然の発熱で始まる。熱は38〜40℃程度で、5〜
7日間持続し、激しい頭痛、関節痛、筋肉痛、発疹を伴う。

 この発疹は、風疹と同じような小さな紅斑で、痒みや痛みはない。また、軽
い皮下出血が、足腿部、腋下、手のひらに発熱期の最後や解熱後に現れる。

{治療方法}

 一般に"対症療法"だけで特効薬はありませんが、特別な治療を行わなくても,、
軽症で済むケ−スが多く、死亡率は1%以下。しかし、最近の傾向として、ま
れに「デング出血熱」という重症な疾患になる場合が多くなってきている。

*「デング出血熱」の特徴*

●大人より小児に多発する傾向
●皮下、鼻腔、歯肉などから出血
●死亡率が10%と高く、治療が遅れれば40〜50%が死亡
●アジア地域に多発し、次いで中南米地域、その他の地域での発生は稀

{予防方法}

○蚊に刺されない事。防虫スプレーや蚊取り線香等も有効。肌の露出を極力避
 ける服装(薄着は不可)。長期滞在の場合は「蚊帳」なども考慮する。

[3.ガス壊疽]

[4.コレラ]

[5.腸チフス]

3,4,5に関しては、長くなりそうなので、来週改めて説明します。

【どうして、"生存している人"が危ないのか?】

 1,2の感染症の説明だけでも、この題の意味は分かってもらえると思う。

 つまり、非衛生的な環境においては、感染症を媒介する「蚊の発生」が多く
なるということだ。現在、スマトラ沖地震の被災地区で、不潔な水たまりや缶
に溜まった水などは、至る所にあるはずだ。

「病気がわいて出る」という言葉が適切かどうか判断出来ないが、感染しやす
い危険な場所がたくさんあるということだけは、間違いのない事実である。

 しかも、日本人(特に若年層)に限って言うと、清潔な環境になれてしまった
ために、細菌やウィルスに対しての抵抗力が著しく落ちているのが、ちょっと
気掛かりである。

   「何れの原因にしても、これ以上、犠牲者が増えて欲しくない」


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