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「セシウム牛」というブランドなど
 この日本にはない1



 今年、私の職場では"チョッとした異変"が起きています。冷夏が影響か!?

 それは、夜になると燈火に集まってくる「クワガタ」が、関係しています。

 猛暑の昨年は「♀」が多かったが、冷夏の今年は何故か「♂」が多いのです。

 「♀」は暑さに強く「♂」は弱いのでしょうか。昆虫の世界も人間界同様か。

 金を追求すると・・・

 人は失うものがあるのでしょうか。それを、大切な人の死によって、再認識。
 http://asa10.eiga.com/2011/series2/cinema/187.html

 現代人は、もしかすると、再認識せずに、それらを最大の目標として生きる。

 現代人の心は、寧ろ過去より後退しているのかも知れぬ。私も例外ではない。

 セシウム・・・

 現在、この語が、日本を混乱に陥れています。牛肉を扱う人はもうウンザリ。
 http://www.unlimit517.co.jp/ana329.htm

 まぁ、これも本を正せば、「東日本大震災」→「福島第一原発事故」が原因。

 これにより、ウランの核分裂により生成されていた「セシウム」が、炉外に。

 具体的に言うと・・・

 セシウム137、セシウム134に加えて、ヨウ素131、プルトニウム、

 ストロンチウム90等も、今回のメルトスルー(溶融貫通)によって、炉外に。
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 *半減期はそれぞれ、約30年、約2年、約8日、約2万4千年(239)、
  約29年。半減期とは「血中濃度が半減する迄の時間」。
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 日本は、人類に「コントロール不可能であった怪物」を、檻から逃走させた。

 その影響が・・・

 徐々に拡散していることを痛感させられる現実。一番の被害者は「福島県」。

 特に、人の口から入るものを扱う「食品(特に生鮮)」業者には、最悪の事態。

 けれど、物質が物質丈に、状況の好転は暫く考えられず。現状で遣り繰りを。

 今回・・・

 セシウムのターゲットは「稲わら」であった。東京都芝浦屠場(とば)で発見。

 出荷元は福島県南相馬市の農場(緊急避難準備区域)。11頭の黒毛和種。

 モニタリング検査で、暫定基準値の3〜6倍、最大で3200ベクレルのセシウム。
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 *暫定基準値=1キログラム当たり500ベクレル(牛肉)
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 この11頭は・・・

 屋内飼育、餌は県外で生産された配合飼料と「稲わら」、水は井戸水を使用。

 県によると、緊急避難準備区域から、肉用牛を出荷する際は、「体の表面に

 放射性物質が付着していないか、全頭検査(外部被曝)している」。この時、
 http://www.youtube.com/watch?v=rA7bGDTHLGg

 この11頭からは"放射性物質"は検出されなかった。だが、解体処理後に検出。
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 *芝浦で使われたのは、各自治体が食品の検査に主に用いている「ゲルマニ
  ウム半導体検出器」(精密検査等に使用)。放射性セシウムと放射性ヨウ素、
  それぞれを分析して、数値を検出出来る。だが、1台2千万円以上、民間
  の検査機関も含め、全国に100台余り。測定には、最大で数時間かかる。
  しかも、1検体で、2〜3万円(内部被曝)。
  http://www.youtube.com/watch?v=SwVXYWGApUk

  上記の簡易機器(簡易検査に使用)。価格が上記の約10分の1。測定時間
  も30〜1時間程度と短い。只、放射線の総量を測る為、放射性セシウム
  と、放射性ヨウ素等の区別は不可。1検体で、1万円(内部被曝)。
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  因みに・・・
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  狂牛病(敢えてこう表記するBSE)の全頭検査費は1検体で、約850円。
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 この11頭は・・・

 流通経路に乗る前に阻止されたが、同農場からは、5月と6月に、それぞれ

 東京都に5頭、栃木県に1頭の計6頭が出荷されていることが、判明した。

 追跡調査により12都道府県に流通。最大では4350ベクレルの値を検知。
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 *この6頭の個体識別番号は以下の通りである。
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  ●1249435202
  ●1249371722
  ●1249433567
  ●1249441371
  ●1254902089
  ●1242690318
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  *上記数字を、家畜改良センター https://www.id.nlbc.go.jp/top.html
   に打ち込んで下さい。「牛の産地」及び「移動経路」等が検索可。
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  ●厚労省が発表している個体識別番号
   http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000001jzem.html
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  個体識別番号とは・・・
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  「牛肉トレーサビリティ法」に基づき牛1頭ごとに割り当てられる10桁
   の番号。販売時、パッケージのシールなどに記載されている。
   http://www.maff.go.jp/j/syouan/tikusui/trace/index.html
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 この後にも・・・

 福島県の計画的避難地区や緊急時避難準備区域でない浅川町の肉用牛農家で、

 使用した「稲わら」から、最大で1キログラム当たり9万7千ベクレル検出。
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 *暫定基準値=1キログラム当たり300ベクレル(稲わら)
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 4月8日〜7月6日までに出荷した42頭の流通先は33都道府県に及んだ。

 「稲わら」の背景・・・

 2009年度、国内で、「稲わら」は、893万トンが、生産されている。

 この内、大半の物は、米の収穫時に、そのまま、水田の土と混ぜられている。

 飼料用に回ったのは、約1割の94万トン。毎年、国産が8〜9割方占める。

 故に・・・

 米生産も兼業している畜産農家などでは、自前の「稲わら」を餌に使用する。

 それ以外では、近隣の稲作農家などから、「稲わら」を購入する例が多い。

 ただ、今回の浅川町の例では、宮城県の業者から購入。県境を越えた取引も。

 それでは・・・

 何故、肉牛の飼育に、わざわざ、「稲わら」を使わなければならないのか?

 私は、ある程度知っていたので、疑問に思いませんでした。けれど、事情を、

 良く知らない方なら、疑問に思って当然だと思います。貴方はどうですか?
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 ■生後26〜27ヶ月で出荷される肉牛は、15ヶ月位までは、穀類とミネ
  ラル等の配合飼料とビタミンAを多く含む牧草を主に与え、発育を促す。
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            ↓
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 ■しかし、ビタミンAが多過ぎると、肉が「霜降り」になりにくいため
───────────────────────────────────
            ↓
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 ■16ヶ月以降の「霜降り肉作り」の時期には、牧草の代わりにビタミンA
  の少ない「稲わら」を増やして行く。
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            ↓
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 ■16ヶ月から、出荷されるまで、1日約2キロの「稲わら」を食する。
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 問題になった要因とは(箇条書きにて)・・・
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 ◆原発事故直後3月19日付け、農水省の「家畜の飼養管理について」と題
  する文書において、『(肉用牛に)乾牧草を給与する場合は、事故の発生前
  に刈り取り・保管されたもののみを使用すること』と通知。

  だが、乾牧草=「稲わら」という認識がない農家も多かった。
  通知自体を知らない農家すら、存在した。
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  *酷な話をすると、認識もし、通知も分かっていたが、日々の生活の為に、
   やむを得なく手元にある飼料を与え、出荷したという農家も多いのでは。
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 ◆通知は知っていたが、事故後の混乱でやむを得ずに与えた。
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  *県職員の聞き取り調査でも「事故前に収穫して保管していた物を与えた」
   と嘘の報告をした。報道では「嘘を見抜けなかった」とあるが、一応は
   信じるでしょう、普通は。聞き取り件数も多かったでしょうしねぇ。

  *その後、「抽出検査」もあったみたいですが、この南相馬のこの農家は、
   2回の出荷とも、そのエリアには、抽出されなかった様ですね。
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  昨年秋に、自分の水田で刈り取った「稲わら」を屋外で保管。農家は、
  原発事故後の4月上旬から、1頭当たり1日1.5kgを給与(南相馬)。
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 ◆水は汚染されているが、「稲わら」が汚染原因になるとは思わなかった。
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 ◆福島県白河市の農家では、原発事故後の3月15日以降に、水田から、
  収集して、ロール状にしていた。昨秋に、ロール状にしたものも(浅川)。
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 ◆農水省想定「秋の米収穫時に、稲わらも集めて、屋内に保管する」×

  実際は、冬の降水量が少ない太平洋沿岸地域では、「稲わら」を、春まで
  水田に残しておく例もある。故に、原発事故後も、屋外に放置される結果
  となり、高濃度汚染に繋がってしまった。
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 いやぁ〜・・・

 「肉のこと」「基準値のこと」「検査のこと」「少しでも防ぐ方法」など、

 まだまだ、色々と書かなければならないことが、山盛り状態ですが、本号は、

 この辺りで、書き止めたいと存じます。更に情報自体も出続けていますから。

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