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BSEの「全頭検査」は本当に不必要なのか?


 ボストンマラソン爆弾テロ。本当に"あの兄弟"でやったのか?逮捕早過ぎ。

 司法取引のお国柄だから、何となく裏取引の匂い。世界の警察米国の威信を。

 そんな米国は・・・

 早くもTPPの前哨戦で圧力を。4月1日から、BSEの検査基準を引上げ。

 本当に実行してたのかどうか疑わしいが2001年10月〜2005年7月

 迄は「全頭検査」。2005年8月〜2013年3月迄は「21ヵ月以上」。

 それが・・・

 今月からは「30ヵ月超」に引き上げられた。日本から米国へのおみやげか。

 しかも、7月からは、なし崩し的に「48ヵ月超」に引き上げられる予定だ。

 その上、北海道を始め、自主的に行っている「全頭検査」も廃止される模様。

 ところで・・・

 BSEとはどんな疾病なのか?このメルマガを読み続けている人には不必要。
 http://www.unlimit517.co.jp/medi40.htm

 感染自体は1990年代前半をピークに、英国を中心に、2012年までに、

 26ヵ国で計約19万頭(英国18万4千、愛蘭1千6百、葡萄牙1千など)。

 ピークは・・・

 1992年の3万7千頭。飼料規制等の効果で2009年以降は百頭を切る。

 2011年は29頭。日本では、2001年〜2009年に、36頭で発生。

 我が北海道では、死亡牛から14頭、と畜牛から11頭の計25頭が出現す。

 BSE自体は・・・

 牛の疾病であるが、関連性が指摘されているのは、致死性の極めて高い人の

 プリオン病と言われている「変異型クロイツフェルト・ヤコブ病(CJD)」。
 http://www.unlimit517.co.jp/ana38.htm

 世界では227人が発症(内・日本1人)。最多は英176人、次は仏27人。

 現在、日本(北海道情報中心)での対策は・・・
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 1.感染原因とされている「牛の肉骨粉」を飼料として使わない。
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  *それまで、人間の食料としない部分を、乾燥処理した「肉骨粉」は、
   家畜の飼料や農地の肥料として、利用されて来た。国内では1996年、
   行政指導により「牛の肉骨粉」を牛に与える事を禁止。2001年には、
   飼料としての輸入と国内製造を禁止。

  *BSE問題化するまで、高タンパク+カルシウム豊富=「肉骨粉」は、
   大豆滓や玉蜀黍などと配合した飼料=牛の餌に重宝とされた。

  *道内には「肉骨粉」生産工場=10ヵ所。禁止される前はBSE発生国
   だった伊、丁抹などから、「肉骨粉」を始め、動物性飼料を大量に輸入。

  *現在は、国内で処理された「肉骨粉」は、全て1000度を超す高熱で
   プリオンを破壊出来るセメント工場などで、焼却処分されている。

  *農水省は今月、これまでは焼却処分して来た「牛の肉骨粉」について、
   "肥料"として使える様に、近く規制緩和する方針を示した。只これ迄の
   経緯からいって、抵抗感は拭えない気がする。
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 2."異常プリオン"が溜まりやすい「4ヵ所(特定危険部位)」の除去
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  *頭部(扁桃を含む)、背骨にある背根神経節、脊髄、回腸。4月1日から、
   30ヵ月以下の牛は、扁桃と回腸だけ取り除けばOK。特定危険部位に
   ついては、800度以上になる施設で焼却処分。
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 3.BSE検査(これ迄は全頭検査→7月からは48ヵ月超が検査対象予定)
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  *道内のと畜場は12ヵ所。2011年度の全頭検査数22万7061頭。
   どこかで問題があれば、食肉処理は中止。異常のない牛は、首に後ろに
   ある延髄を採取し、検査。これで感染が確定した場合、全体を焼却処分。

  *全国で、2011年度に食肉処理された牛は約118万頭。48ヵ月超
   に対象月齢が引き上げられると、「8割以上の牛」が検査不要になる。

  *けれども、1日の処理数が多いと畜場では、月齢によって、危険部位を
   区分する事は、作業を手間取らせ、効率が悪くなることも予想される。
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 ★道内で飼育された牛のBSE感染の例
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  *酪農家などで、子牛に与える「代用乳」の可能性が指摘された。これも
   以前は、「動物油脂入り輸入品」→「植物性油脂入り輸入品」に切替。
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 ★非定型BSE(国内での感染は2例)
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  *今までの例だと、比較的月齢の高い牛に出るケースが多かった。但し、
   2003年には、日本国内で、23ヵ月齢の若い感染牛が発見された。
   この非定型が、果たして、従来は有効とされた「肉骨粉」の除去により
   感染を防げるかは、今の処、不明だとの事。感染性は低いとされるが。
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 ところが・・・

 米国では、現在でもBSEと疑われる症状の牛や30ヵ月齢以上で歩行困難
 
 などの「高リスク牛」にのみ検査を実施。年間に、と畜する3千万頭の内で

 僅か『0.13%』の4万頭に限りサンプル調査。網の目が殆ど無いザル…。
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 *更に、日本では、「牛の肉骨粉」を飼料とするのは全面禁止。それに対し、
  米国では、牛向けは禁止しているが、豚や鳥では認めている様。
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 因みに・・・
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 BSEの発症例が多かった欧州連合(EU)での対策
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 ●2001年に、「特定危険部位」の除去、動物性蛋白質の飼料添加禁止
  BSE検査などの規則を定める。
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              ↓その後
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 ○リスク評価を元に、検査対象を縮小。

 ○2011年以降、「72ヵ月齢超」に絞り込む。
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 比較すると・・・

 日本の「全頭検査」はやり過ぎなのかも知れぬ。でも、米国はやらなさ過ぎ。

 しかも、以前、「特定危険部位」の含まれた牛肉を、平気で、輸出して来た。

 幾ら、確率が低い病気だとしても、蔑ろにして良いわけがない。不明点多し。

 プリオンが・・・

 ハッキリと「原因」だと判明した訳でもない。今後、どの様な異常蛋白質が、
 http://www.unlimit517.co.jp/ana106.htm

 牛どころか、人類に襲いかからないとも限らない。それこそインフルの様に、

 「パンデミック(大流行)」する可能性も、0ではないし。もう少し考えてよ。

 先ずは・・・

 自国の経済ありきか。米国らしいよな。そうなると分かっていて、TPPに。

 馬鹿だよなぁ〜本当。後出ジャンケンで勝てるわけないじゃん。しかも相手

 は米国を筆頭にだよ。交渉下手の日本が逆立ちしたって、敵わないよなぁ〜。

 それから・・・

 48ヵ月齢超とか、30ヵ月齢超とか、米国の農家、本当に把握しているの。

 何かその辺も曖昧な感じだよなぁ〜。「まぁ、問題ないから送っちゃえ!」

 恐らく、余り日本人の健康は考えてないよ。メリット無いのになぁTPPは。

 他の国は・・・

 日本に送る物が「農産物」しかないんだもの。そりゃ「関税撤廃」求むだよ。

 早速、米国は「車」を守りに入った。突破口はないよ日本には。どうする?

 次から次にと、「アレ食え」「コレ食え」。凶作なら、「今年は無し」です。

 それで・・・

 腹減らした自国民をどうするのかね?日本のお偉いさん方は。止めようよ。

 今からでも遅くない。TPPを決断したんだったら、退くのだって出来るよ。

 他の物があっても、食べ物がないとひもじいよぉ〜真面目に。自給自足だよ。

 その為に・・・

 日本には我が「北海道」がある。食料自給率200%超。こういう時役立つ。

 この食糧基地に、壊滅的な被害を与え、立ち直れなくする気か。コスト丈?

 安全は蔑ろなの??コスト丈を問題にするなら、限界があるよ。無理は無理。

 今回の「全頭検査」見直しにあたっての付帯事項・・・
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 北海道食の安全・安心委員会による
 「道が行うBSE検査のあり方についての提言」より
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 1.生産者、流通関係者、消費者に混乱をきたさない為、
   全国同一のリスク管理に取り組む。

 2.BSE対策の有効性について、丁寧な説明を行う。

 3.安全に関わる新たな問題が確認された場合は国への対策を求める。

 4,国と道は長期的な展望に立ったリスク管理のあり方について説明する。

 5.非定型BSEを含めた調査研究を推進する。
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 上記2.からすると・・・

 以前にも行ったこんな説明会を又開いてくれるのかな?必要になるだろうな。
 http://www.unlimit517.co.jp/ana95.htm

 でも、笊の目がきめ細かい日本の牛肉と、笊の目が無いに等しい米国とでは、

 相容れないのでは。吉野家は喜ぶかもね。安ければ良いという消費者も同様。

 LCCなどが・・・

 持て囃される時代だもの、出来るだけ安い方が良いと思う消費者は多いかも。

 でも、一方では良い物は良い。それだけコストもかかると認識する消費者も。

 けれど、事「食べ物」に関しては、後者の考え方を私は支持します。譲れぬ。

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