毒舌!医療と生物をやさしく読み解く入門

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余裕が無いからこそ「命」の尊さを学ぶ


 経験をするのも貴重な事だし、その話を聞くのも得難い体験。そう痛感する。

 だが、例え、それが「戦争」だとしても、その人の判断迄、正答とは言えぬ。

 何だかなぁ〜・・・

 2人死亡。5人重軽傷。その代償は余りに大きかったのか。想像に難くない。

 S県N町の川で獣害対策用の「電気柵」を設置した人。その人が自殺を選択。

 それも、当の「電気柵」で、感電した状態で発見される。悲痛な結末を辿る。

 彼を・・・

 追い詰めた物は「電気柵」。それの何処に問題があったのか?検証をしたい。

 先ず、「電気柵」とは如何な物か。この辺りでは「鹿や猪から作物を守る為、

 半数以上の人が設置」。件の家では「川岸の斜面になる紫陽花の花壇の保護」

 問題点とは・・・
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 ●「市販品」ではなく、部品を組み合わせて「自作した物」だった。

 ●100ボルトの家庭用コンセントを電源にしていた。

 ●電圧を440ボルトまで上げる変圧器が接続されていた。

 ●短い間隔で電気を流す「パルス」タイプではなく、継続して電気を流す物。

 ●普段は「夜間だけ通電」。この日(午後4時半)は「切り忘れた」可能性有。

 ●設置する義務のある「感電注意」の表示が見え難かった可能性有。

 ●事故後、「電気柵」の一部が壊れ、電線が水に漬かっていた。
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 *事故後も「漏電」していた可能性が高い。

 *濡れた状態で100ボルトの電気に接すると「ショック死」する可能性有。

 *2009年、H県で発生した「感電死事故」を受けて、30ボルト以上の
  電源を用いる「電気柵」(今回の物は対象内)には漏電した時、瞬間的に
  電気を遮断する機器(漏電遮断器)の設置が義務付けられている。
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 早速、北海道で調査した処・・・
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 全道179市町村中137市町村(約76.5%)から回答有
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 ■137市町村に、獣害対策や放牧管理用の「電気柵」9756ヵ所
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 ■その内31市町村(約22.6%)958ヵ所(約0.98%)

  → 安全対策の不備 →「危険を知らせる表示無し」931ヵ所

            →「漏電遮断器無し」    212ヵ所

            →「電圧を制御する装置無し」  1ヵ所
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  *但し、S市の様な家庭用コンセントから直接繋ぐ「自作」は未発見。

  *「表示」については、経年劣化や風雨で、看板が破損、紛失多し。
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 それでは、安全、安心な「電気柵」とは・・・
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 ★事故を起こした「電気柵」は、電気事業法に定める「正規の電気柵」とは
  全く異なる違法で、危険な物。本来は「電気柵」と呼べる代物でない。
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 「正規の電気柵」とは・・・
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 ☆動物を「感電死」させる事が目的ではない。

 ☆高電圧の「電気ショック(パルス電流)」を瞬間的に与えて、怖がって、
  近付かない様に、学習させる物 = 『安全に感電させるシステム』
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 *「パルス電流」を発生させる電源装置(電牧器) → 交流100V

                      → 乾電池、太陽電池の直流
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 原理は同じ・・・
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 【乾電池直流12Vの場合】
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  元の電源の電圧 → 昇電圧回路(インバーター回路) 数百ボルト↑

  → コンデンサー(蓄電器)に蓄電 

  → 特殊な半導体素子を使った高電圧回路に流す

  → 出力側に「約1万ボルトの高い電圧」発生

  → 回路 → 「電気柵」に繋がっている(高圧電流) → 動物

  → 動物に与えられる電気エネルギー(電力量)はコンデンサーの容量分

  → 極微量 → 3千〜1万分の1秒という短時間で「放電」完了

  → 動物や人間はショックを感じるが身体への影響は殆ど無し(静電気程)

  → 高電圧回路=トリガーという回路

  → 1〜1.5秒毎にしか放電出来ない様に制御される

  → 人間が手を触れても、驚いて手を離し、続けて感電しない様配慮
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 【交流100Vの場合】
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  内部で、交流を直流に変えているだけ

  →「電気柵」に流れるのは安全な『パルス電流』

  → 電気用品安全法に基づく「PSEマーク」「漏電防止装置」義務付け

  → 万が一のトラブルに備えた方策 = 「感電事故」の可能性は0近い

  → 市販されている「電気柵」を、取扱説明書を遵守して使用する。
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「電気柵」というのは・・・

 長い時間を掛けて、確立されて来た。「野生動物対策」には欠かせない技術。

 自殺した方には申し訳ないが、今回の様な「違法」「危険」な使用方法禁物。

 物は「電気」丈に、一歩間違えると「感電死」の可能性は充分に考えられる。

「野生動物対策」としては・・・

 有効な為、国の補助も有。其れを利用し、これ迄、道内の農地で設置された

 「電気柵」は、2008年度に延長75キロ、2011年度1137キロに、

 急増。2014年度までの総延長は計4135キロにもなっている程である。

 農地以外でも・・・

 札幌のB小学校では、裏山からの羆侵入を防ぐ「電気柵」を約400m設置。

 「電気牧柵きけん」と書かれた黄色い看板を設け、児童に触らない様に指導。

 これによって、先生、児童達に『安心感』が増したとの事。利用価値は拡大。

 この「電気柵」・・・

 設置は「電気事業法」などで専用の変圧器を使用する等、安全な方法を規定。

 処が、設置に「届出義務無し」。例えば、鹿用を200メートル張る場合は、

 7〜8万円と「安価」で規定を厳守すれば、更に「安全」「簡単」設置可能。

 故に・・・

 補助を受けずに、自腹で設置する可能性も高い。その場合は自己責任の為に、

 「安全」をケチり、「お金」を優先する可能性高。今回の件も含め、それを、

 防ぐ為にも「届出義務」を必須にした方が良い。設置後の補助も考慮すべし。

 二度と・・・

 悲劇を繰り返さない為にも肝要。利便性などだけじゃなく、未然に防ぐ事も、

 国の重要な役割である。しかし、こういう事故を起こしてしまうと、近隣と、

 関係が深い田舎町だけに、その「呪縛」から逃れるのが難しいのだろうねぇ。

 故に・・・

 事前に、事故を防止するしか無い。必要な物を「安全」に使う。特に昨今は、

 世知辛くなり、個人だけじゃなく、企業も「安全」より「お金」を優先する

 姿勢が増えて来ました。余裕が無いからこそ、「命」の尊さを学ぶべきでは。

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