毒舌!医療と生物をやさしく読み解く入門

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 北海道も、近年、台風の直撃増。特に、道東は被害甚大。以前は穏やか通過。

 温暖化の影響が、悪い方に出現。良い方だって、ある筈なのにね。意地悪ね。

 日本の科学者・・・

 頑張っているねぇ〜、凄いよ!又「ノーベル賞」受賞だもんなぁ〜鼻高いよ。

 正式には「ノーベル医学生理学賞」。2012年に山中教授が受賞して以来、

 今回で3人目の快挙(もう一人は1987年の利根川氏)。最近、何か多い?

 それもその筈で・・・

 ノーベル賞が始まった1901年以降、自然科学系3賞「物理賞」「化学賞」

 そして、この「医学生理学賞」の受賞者数は21人(米国籍含)。一方其れが、

 2001年以降限ると15人。米国の55人に次いで2番目に多いのである。

 理由を探ると・・・

 「科学技術立国」として、経済に勢いがあった1980〜90年代投資した

 研究が花開いた形と。まぁ、それも否定出来ないが、やっぱり、個人の資質。

 幾ら、お金があっても、資質と根気が揃っていなければ、「糠に釘」だろう。

 今回・・・

 受賞された御方の名前は「大村智」氏。肩書は北里大特別栄誉教授。しかし、

 其処に至る迄は、工業高校の定時制で、理科や体育を教えていた頃、仕事を、

 終えて、勉強に打ち込む生徒の姿に触発され、昼間は東京理科大の大学院へ。

 其処で・・・

 「分析化学」を学び、研究の面白さに取り付かれた。卒業後は山梨大助手に。

 地元名産「ワインの発酵に関する研究」開始。この頃、今回のノーベル賞に、

 至る「微生物」に出会っている。そうだよね「発酵」だから「微生物」必要。

 そして・・・

 遂に、劇的な出会いが訪れた。その地は「静岡県伊東市ゴルフ場近くの土」。

 その名は『放線菌』と呼ばれる細菌が作る物質。その中に不思議な作用発見。

 『回虫等の寄生虫を麻痺させる』。それから、動物体内の寄生虫駆除薬開発。

 その後・・・

 今回の受賞に繋がる「イベルメクチン」を開発。その薬剤を製造・販売する

 米メルク社の研究所にいたウィリアム・キャンベル氏も、今回、共同受賞す。

 私は「イベルメクチン」という成分名を、記憶の片隅に収めていた様である。

 今号のメルマガ題材に・・・

 選択したのも其れが一因。もちろん、それに「ノーベル賞」が絡んでたので、

 尚更の思いであった。私のイメージは「イベルメクチン」=「動物薬」だと。

 25年以上前、私が「動物薬プロパー」だった影響強し。矢張り「駆虫薬」。

 馬なら・・・

 大日本製薬(当時)から出ていた「エクイバラン・ペースト」。牛だったなら、
 http://animal.ds-pharma.co.jp/livestock/e_002.html

 「アイボメック」だったと思う。当時、「駆虫薬」にしては、非常に高価で、
 http://www.zenoaq.jp/product/pd28110.html

 競走馬ならペイ出来るが、経済動物の牛では、殆ど、使えなかった気がする。
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 【競走馬(軽種馬)】の場合
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  ●約25年前から、生産を支える存在。

  ●ペースト状のものを経口投与

  ●獣医師の事前の指導の下、牧場スタッフが40〜60日間に1回投与

  ●それ以前は獣医師が牧場を一軒ずつ回り、鼻に管を通して、駆虫処理も
   (例:ソルビーシロップ)
      http://www.unlimit517.co.jp/url/file/520-3.html
───────────────────────────────────
 【牛】の場合
───────────────────────────────────
  ■体内に入った寄生虫を駆除する効果

  ■使い方は、液体状の薬を背中に塗るだけ

  ■獣医師でなくても、農家自身で管理する事が出来る

  ■牛専用は22年前から。それ以前は、寄生虫の影響殆ど問題視されず

  ■寄生虫が、家畜の栄養を体内で奪い取らなくなった

  ■下痢や肺炎等の病気が一気に減った

  ■乳用牛の乳量が年間で約1割増えた

  ■肉牛の枝肉量が1割増えた

  ■毛づやが良くなった
───────────────────────────────────
 【犬】の場合 http://www.zenoaq.jp/product/pd28213.html

 【猫】の場合 http://www.zenoaq.jp/product/pd28211.html
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 動物薬としては・・・

 ピーク時、年間売上高「約一千億円」に達し、2010年初頭迄累計販売額

 何と、約1兆8千億円にも上っている。動物薬に限らず、一般の医薬品でも、

 年間一千億円を記録する商品は経営の屋台骨を支える主力商品の扱いである。

 その上・・・

 「イベルメクチン」は、実は、動物薬だけではなかった。この受賞迄知らず。

 それこそ、一般の医薬品でも活躍している。熱帯地域やアフリカ南部などで、

 失明を齎す「オンコセルカ(河川盲目症)」の特効薬。根絶間近との事である。
 http://www.unlimit517.co.jp/url/file/520-4.html

 他にも・・・

 皮膚が硬く変形するリンパ系フィラリア症(象皮病)。此の疾病は特定の地域
 http://www.unlimit517.co.jp/url/file/520-5.html

 だけではありません。例えば、癌の後遺症の一つ「リンパ浮腫」の重症化も。
 http://www.unlimit517.co.jp/url/file/520-6.html

 こういう疾病にも、大きな効果を上げている。大村氏らの開発した貴重薬剤。

 但し・・・

 大きな問題が存在。貧困地域の多いアフリカは長年に渡り、感染症に苦しむ。

 昨年も、西アフリカでは「エボラ出血熱」で、1万1千人以上の死者が出た。

 だが、広範囲に渡り、ウィルス、細菌、寄生虫が蔓延り、一筋縄では行かず。

 更に・・・

 大きな利益が見込めない事から、多くの製薬会社も、医薬品の開発を控える。

 詰まり「顧みられない病気」として大きな問題になっている。こんな中でも、

 「イベルメクチン」の販売元の米メルク社は、出来るだけの手当をしている。

 例えば・・・

 アフリカや中南米、中東の一部では、既出の熱帯病「オンコセルカ」に関し、

 治療の為に「無償提供」。年間4万例の失明を防いでいるとの事。大村氏は、

 「人の役に立ちたい」との一念で歩む。製薬会社ももっと大きな視点を望む。

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