毒舌!医療と生物をやさしく読み解く入門

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本当に「ペット」は[人間]に
"癒し"を与えてくれているのか?1



 ペットが人を癒す=「アニマル・セラピー」という概念が、日本で一般的に
知られたのは、ここ10年くらいのことだと思う。それはいい事ずくめなの?


【"ペット"は本当に人を癒すか?】

 上記の疑問を持った私だが、実は、幼い頃から「動物好き」であった。飼っ
ていたペットも、数知れず…犬や猫は言うに及ばず、鳥、亀、カブトムシやク
ワガタなどの甲虫類、キリギリス、コオロギ、カエルなど本当に様々だ。

 だから、自分なりには、何となく生き物によって「癒される」という感覚は
分かっているつもりだが、それは"自分が好きだから"でもあると思っている。
人によっては、癒されるどころか、非常なストレスになることも、充分に考え
られる。

 だから・・・

    「"アニマル・セラピー"が全て、いい事ずくめなのか?」

                      という疑問にブチ当たった。

 具体的に"アニマル・セラピー"に入る前に、次のような興味深いアンケート
が、ある新聞社より、今年7月に発表された。これは、6月に面接方式により
行なわれた「ペットに関する全国世論調査」である。

 この調査によると・・・
───────────────────────────────────
 「ペットといると気持ちが癒される」=79%

   「ペットを家族に一員と見なす」=72%

 「ペットといる時の方が、人といる時よりも落ち着く」=38%

 「将来、ペットは大切な存在になっていく」=55%
───────────────────────────────────

 調査対象の詳細は、分からないが、概ね「ペットに対して、好意的である」
という結果には、なっていると思う。だが、忘れてはいけないのが、少数派だ
とはいえ、良く思っていない人々も、いるという事実である。

 ペット愛好家に、忘れがちな視線が「ペットを嫌いな人もいる」という点で
ある。私も、少し前に、犬を飼っていた時、散歩の途中で、出会ったのがこう
いう人々であった。

 私が、「他の人の迷惑になるから」と注意するとよく返ってきた言葉が次の
ようなモノだ。「自分になれているから大丈夫」「この子が人を噛むはずがな
い」「あんたに言われる筋合いはない」。非常に自分勝手で、完全に、他人に
対する視点や思いやりを忘れている。

 こういう人々は・・・

      「癒すというより、とても"卑しい"感じである」

 ペットは、確かに"人を癒す"のかも知れない。しかし、こういう無粋な飼い
主は、折角のペットの効用を貶める役割しか果たしていない。私は、その内に、
ペットと人間の立場が逆転するんじゃないかという妄想すら抱いている。

 チョッと脱線してしまいましたが、次に"アニマル・セラピー"について、説
明させていただきたいと思います。


【"アニマル・セラピー"とは何か?】

 "アニマル・セラピー"=Animal Therapy(動物介在療法)

 セラピー(Therapy)というのは、"人間に対する医療行為"のことです。
従って、セラピーは、医療を実施出来る資格がある医師、看護師、ソーシャル
ワーカー、作業・心理・言語療法士などが行ないます。

 つまり、"アニマル・セラピー"とは、「動物との触れ合いや交流によって、
精神と肉体機能を向上させる"セラピー(療法)"」の一種ということです。基本
的には、*動物介在療法(AAT)の事だけを指します。

 しかし、日本では、もう少し広義に捉え、アニマル・ヒーリング(癒し)であ
る**動物介在活動(AAA)や、動物と触れ合うこと、自宅で、***ペットと
共に生きていくことなども、"アニマル・セラピー"の範疇に入っています。
───────────────────────────────────
*動物介在療法(Animal Assisted Therapy)
───────────────────────────────────
 治療上のある部分で、動物が参加することが、不可欠。医療側の専門職(医師、
 看護師、ソーシャルワーカー)、作業・心理・言語療法士などが、ボランティ
 アの協力の下に、治療のどこで、動物を参加させるかを決定する。

 治療のゴールが存在し、活動においては、記録が必要であり、進歩も測定さ
 れなくてはいけない。

 この中に、動物療法(Therapy with Animals)と呼ばれるものがある。この療
 法を、欧米では、1960年代から、医師や理学療法士、獣医師の指導の下
 に、「動物と触れ合う」ということを、身体障害者のリハビリ訓練、精神障
 害や情緒障害等の治療に取り入れるという研究がなされている。

 セラピスト(療法士)が、障害者に対して、意図的に関わっていくことで、た
 だ、「癒しの効果」を与えるだけではなく、身体的、もしくは、精神的な治
 療を施すという目的のために、行なわれる。
───────────────────────────────────
 [治療プログラムとしての"アニマル・セラピー"対象者(例)]
───────────────────────────────────
 子供…一人っ子、不登校、精神的・身体的・性的虐待児、親のいない子供など

 高齢者…独居、老人ホームなど

 終末期医療…がん、エイズ、認知症(広義)、その他、不治の病などの患者

 後天的慢性疾患…事故や病気など

 先天的慢性疾患…精神遅滞、ダウン症、自閉症、脳性マヒなど
───────────────────────────────────
**動物介在活動(Animal Assisted Activity)
───────────────────────────────────
 基本的に、ペットと人間が、表面的に触れ合う活動により、ヒーリング効果
 を導こうとする。ただ、病院や施設などでの特別なプログラムの中に、存在
 するものではない。

 AATとは異なり、治療上の特別なゴールが、計画されず、活動する人達も、詳
 細な記録は、取られない。

 だが、配慮すべき点がある。それは・・・

 動物介在活動(AAA)を行なう側は、「衛生面」に最大の注意を払わなければな
 らない。すなわち、連れてくる動物に関しては、健康に気を付け、常に、清
 潔にしておくことが、大切である。もちろん、しつけもしっかり行なう。

 受け入れる側も、動物とのスキンシップが、うまく取れる環境を、人的にも、
 場所的にも、整えておく必要アリ。セッテングするのは、あくまでも、人間
 なので、お互いにルールを守らなければ、ストレスになるだけだ。
───────────────────────────────────
***ペットと共に生きていく
───────────────────────────────────
 最も簡単なようでいて、実際には、あらゆる意味で、とても大変な「動物と
 共に暮らしていく方法」である。

 伴侶動物に対して、最初は「かわいいから触れてみたい」から「動物に自分
 の存在を理解して欲しい(双方向性の追求)」へ、そして「一緒に生きていき
 たい(自分を必要としている誰かがいる)」に変化し、"ヒーリング(癒し)"の
 効果が得られるものとされている。
───────────────────────────────────

 詳細については、来週にいたしますが、大まかに言うと"アニマル・セラピー"
によって、「心理的効果」「身体的効果」「社会的効果」が得られるものだと
考えられます。

 イルカは少し違いますが、一般的には、人間との付き合いが長く、表情や仕
草が読み取りやすい動物が、良く用いられます。例えば、犬、猫、馬などです。
けれど、"アニマル・セラピー"を、長期間続けなければ、"治療としての意味"
が薄まってしまうことは、否めません。


だから、長い関係の中で・・・

「いくら、"癒しを求める"からと言って、

    片方だけに重荷を背負わせるのは、お互いにとって、有益ではない」

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 *来週は、"アニマル・セラピー"の歴史及び功罪について、述べます。
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 **必要としているのはどっち?・・・ http://tinyurl.com/bpytc


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