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「シンドラー」は"シンドラー"でもえらい違い。
"危機管理能力"を問う1 「シンドラー」は、1,200人のユダヤ人を救ったドイツ人。"シンドラー" は、殺人エレベータを作っておきながら、素直に侘びも言えず、開き直る会社。 【"シンドラー"とはどんな会社?】 "殺人エレーベータ事件"とは? ─────────────────────────────────── 6月3日(土)19:20頃、東京都港区にある公営マンション「シティハイ ツ竹芝」で、都立高校2年のI君(16)が、同マンションの12階で、I君 が、自転車にまたがったまま、後ろ向きで、エレベータから降りようとする と、突然、ドアが開いた状態で、エレベータが上昇、床と出入り口の天井部 に挟まれて、亡くなった。 ─────────────────────────────────── 正直、私は、この事件で、初めて"シンドラー"という会社の名前を知った。 それでは、"どんな会社"なのか? "シンドラー社"は、1874(明治7)年に、ロバート・シンドラー氏により、 設立された。現在は、スイスのエビコンに本部を置き、世界110ヵ国を超え る販売・サービスネットワークを誇り、47ヵ所に生産拠点を有するシンドラ ー・ホールディングAGグループ。 日本では、1935(昭和10)年に「東和エレーベーター工業所」として、 創業発足し、1954(昭和29)年6月10日に「日本エレベーター工業株式 会社(その後、シンドラー社が買収)」の設立となっています。 これらシンドラーグループのメンバーとして、1991(平成3)年に、"シ ンドラー"エレベータ株式会社が、誕生。 業務内容は、エレベーター、エスカレーター、動く歩道等昇降機全般の設計 ・製造・販売・据え付け・保守・修理、及び、それらに関連するサービス。 エスカレーターと動く歩道では世界第1位、エレベーターでは「世界第2位」。 日本での本社所在地は、東京都江東区、代表取締役は、ケン・スミス氏、資 本金は5億円(シンドラー・ホールディングが96.7%保有)。 国内の支店営業所は、23ヵ所あり、2005年12月31日現在、340 人が、働いている。 【やっと出て来た"設置台数"】 "シンドラー"エレベータ株式会社は、事故発生当初、「個人情報保護」を、 理由に、国交省へのリスト提供を拒否していた。だが、国交省の呼びつけによ り、漸く、事件から6日後(9日)に、渋々リストを提出した。 それらによると・・・ 全国のエレベーターの設置台数は、前身の「日本エレベーター工業株式会社」 製を含め、秋田県を除く、46都道府県に、『8834基』存在した。 都道府県別の上位は・・・ 東京都『1703基』が最多で、大阪府『1292基』愛知県『1006基』 と続いている。全国『8834基』の内、『6096基(69%)』は、自社が、 保守点検している。 リストには、この他、「施設」「建物の名称」「住所」「納入時期」などが、 掲載されているとのことである。 実は、"シンドラー"エレベータ株式会社の日本国内のシェアは「約1%」し かない。ちなみに、2005年12月期の売上高(日本)は、約80億円である。 その中で、今回の事故機と同じエレーベーターは、全国で『12基』ある。 事件の経緯や、同社のあまりにも低過ぎる危機管理能力やずさんな対応の仕 方については、この次に、改めて、書くことにしますが、私が、同社のHPを 見て、非常に驚き、憤った文言がありました。 その文言は・・・ ─────────────────────────────────── ■ シンドラー社員としての行動規範(原文のまま) ─────────────────────────────────── 私たちシンドラー社員は 1. すべての法律や規制に従います 2. 交渉相手の権利と尊厳を尊重し、不正な利益享受や供与を行なわないこと により、高い倫理基準を守ります 3. シンドラーのビジネスといかなる点でも競合せず、シンドラーの不利益と なる利害の対立を招かないようにします 4. シンドラーのビジネス、財務、技術データならびに内部的な業務書類の機密 を守り、シンドラーや他社の有形および知的財産を濫用しません 5. 本行動規範を遵守した上で、シンドラーのために積極的に行動します ─────────────────────────────────── この行動規範は、一体、誰が作ったのだろう? この行動規範と、あまりにもかけ離れた態度と動きの会社上層部。これは、 日本でのみ有効なの?それとも、HPに字数合わせのために掲載してるの?? それとも、これを忠実に守ったから、ああいう対応になった? 日本人の一般的な認識として、外資系企業は「危機管理能力が高い」と思っ ていたが、意外にそうでもない企業があることが、この事件で明らかになった。 日本と、他の国では、対応の仕方が違うのかという疑問も湧く。日本式対応 は、非常識なのか?プロセスは、違うにせよ、どこかに"人間味"のある対応を、 私は望んでいる。 日常生活の中で・・・ 「エレベーターは、本当に身近な乗り物である。それだけに不安が募る。 だから、原因究明を含め、しっかりとやって欲しい。死を無駄にするな!」 **業界の闇の世界を暴く・・・→ http://tinyurl.com/e6du2
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