グレーゾーンの民間交渉人〜貴方に忍び寄る悪の手

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「グレーゾーンの民間交渉人
〜貴方に忍び寄る悪の手」

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「ガス事故」と聞くだけで拒否反応を示す私。
パロマは、正直に応えるべき



 今回の件とは異なりますが、私の両親は、約6年前に、「ガス爆発事故」で
一遍に亡くなってしまいました。だから、どうしても"人ごと"とは思えない。


【パロマが起こした"CO中毒"】

 この「事故」は、なぜ起こったのか?一つ一つの断片を、繋ぎ合わせながら、
出来るだけ、問題の本質に、近づいて行きたいと思います。

 パロマ(名古屋市)が事実を隠蔽し、二転三転となった現在までの事故発生件
数は、全国で27件(うち死者20人)、この中で、寒冷地である我が北海道で
起きたのが、半数以上の15件(うち死者9人)もある。

 1980(昭和55)年〜1989(平成元年)まで、対象となった7機種の全
国での販売台数は、約26万3千6百台。このうち、北海道内では、2〜3割
が、販売されている。現在も、全国で、約1割程度が使われている(パロマ)。

 何故、北海道で多く起きたのか?・・・

 冬でも比較的冷え込みが厳しくない地域では、「室外」に燃焼器を設置する
ため、万一、「安全装置」が働かなくても、"CO(一酸化炭素)"は、室外に放
出される。

 ところが・・・

 今回、問題となった7機種(PH-81F,PH-82F,PH-101F,PH-102F,PH-131F,
PH-132F,PH-161F)は、燃焼器を「室内」に置き、室内の空気を吸気して、室外
に排気する「半密閉式」と呼ばれるタイプで、主に"寒冷地"で使用される。

 このため、今回の主原因といわれている「安全装置」が作動しないというこ
とは、いったん、COが漏れ出すと、室内に充満し、"命取り"になってしまう
可能性が高い(通常の400倍という高濃度で死亡した例も)。

 「安全装置」を作動させなくしたメカニズム・・・
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 『不正改造』を引き起こすようになった要因として、

 「コントロール・ボックス」周辺の故障が、挙げられる。

 この故障の報告が・・・

 1993(平成5)年〜1997(平成9)年まで、年間に、約1300件、
 報告されている。このうち、1/3が、ボックス内の「はんだ割れ」だった。

 「コントロール・ボックス」…排気ファンや、ガス供給を制御する「安全装
               置」の役割を持つ。

               このため、ボックスの故障で作動しなくなっ
               た湯沸かし器を使えるようにするため、『不
               正改造』が行われるようになった。

 「はんだ割れ」というのは、燃焼に伴う湯沸かし器本体の温度差によって、
 出来るそうである。だから、北海道のような寒冷地は、温度差が大きいだけ、
 比較的温暖なところよりも、「はんだ割れ」を起こしやすいと言える。
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 『不正改造』の手口は・・・
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  ●「安全装置」の配線を変更 → 排気ファンが回らなくても運転可能

  ●「安全装置」の端子を針金で繋ぐ(パロマの講習会にて) → 上記同様
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 『不正改造』の背景にあるもの・・・
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  ■種火(たねび)が消えるなどの苦情が、多かった。

  ■交換用部品の在庫が、なかった。

  ■あくまでも、「応急処置」として、行った。

  ■古くなった機器は、「安全装置」が働きやすくなってしまう。
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   *つまり、寒冷地にとって、必需品であるガス湯沸かし器を、使えるよ
    うにするため、『不正改造』を行ったということだ。
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 『業界』に横たわる問題点・・・
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  ●どの製造会社も、修理用部品は、新製品の販売から数年しか作らない。

  ●「安全」を最優先に考えるため、技術革新で、次々と新製品を出す。
   このため、旧機種は、修理より、買い替えが、当然という意識が、
   他の業界よりも強い。

  ●こういった製造会社の旧機種への無関心さが、「事故の情報」を的確に
   把握する努力を怠るなど、"対応の遅れ"に繋がった。
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 『行政』に横たわる問題点・・・
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  ■業界を監視する経済産業省は、「都市ガス」と「LPガス」の事業者を、
   管轄する担当課が、異なり、それぞれのガス事業者から、「事故の報告」
   を受けた際も、庁内で、連携が取りにくい体制になっていた。

  ■1992(平成4)年、旧通産省が、初めて、「制御装置の不正改造」に、
   気づいた後も、積極的な原因究明に当たってこなかった。つまり、担当
   者自身も言うように、この問題を「ミクロ(どうでもいい)」のものと、
   軽く考えていた。
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 『パロマ』に蔓延る問題点・・・
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  ◆公式な記者会見において「虚偽の事実」を発表した(事故発生件数など)。

  ◆実際は、1985(昭和60)年に、最初の事故が発生した段階から、
   「全事故」について、発生直後に、全容を把握していた。

  ◆その上、1988(昭和63)年には、全国の営業所に『不正改造』を、
   禁じる文書も、配布していた。

  ◆ある協力業者(パロマ製品の修理、販売を行う)によると、『不正改造』
   については、パロマが、年に2〜3回行っていた"講習会"によって、
   知ったという証言も、出て来ている。
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   *これに対し、パロマは、説明したことは認めたが、あくまでも、
    『不正改造』はやるな、『不正改造』を見つけたら、直ぐに、報告し
    ろと指導するためのものだったと、釈明している。
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  ◆小林父から小林息子へ、社長が橋渡しされたように、生粋の「同族会社」
   である。この弊害が、次の言葉に表れている。「報告を出しにくい環境
   が、社内にあったかもしれない」。風通しが良くなかったということ。 
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 主犯のパロマは、もちろんだが、業界全体で、本当に「安全」が最優先され
ていたのか?ある意味、「安全が最優先」ではなく、「新製品が最優先」なの
ではないだろうか?

 "浪費社会のツケ"が、この業界に、そして、今回の事故に、如実に表れてい
る。日進月歩で、技術や、安全性が高まることは、望ましいことである。

 けれど・・・

 1度、新しい湯沸かし器を付けたら、最低でも5年、出来れば10年は持っ
て欲しいと思うのが、庶民感覚なのではないか。だから、当然、その位の間は、
交換部品を切らさないするのは、企業として、当たり前のことである。

 企業にとっては、多くの消費者の1人かもしれないが、パロマ製品を日々使
っている消費者にとっては、あくまでも「パロマ=自分」という一対一の関係
である。そこには、古い製品、新しい製品などという区分けはない。

 この辺のところを、「ガス」という非常にデリケートな物質を扱う機器を作
るメーカーや、関係業者には、今一度、考え直してもらいたい。「安全が最優
先」という言葉は、古いものにも愛着を感じた時に、初めて、出てくる。

 もし・・・

 コラムを読み、心配になった方は、下記までお問い合わせ下さい。

 株式会社パロマ 専用相談窓口 0120−314−552
               (いたずら電話はお止め下さい)


   **一方ではこんな事が・・・→ http://tinyurl.com/khmdt

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