グレーゾーンの民間交渉人〜貴方に忍び寄る悪の手

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「グレーゾーンの民間交渉人
〜貴方に忍び寄る悪の手」

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過剰な"監視"は、プライバシーを
人々から取り上げる事になる!



 最近、様々なところで「監視カメラ」を見ませんか?あれ本当に"犯罪抑止"
に役に立っているんでしょうか??それより、日本の治安悪化は本当なの!?

【把握されてない"監視カメラ"】

 よく役所に行くと、「監視カメラ」が設置されている。当然、人々のプライ
バシーにも関わる事だから、きちんと把握されているものだと思っていた。し
かし、管理・運用は、各施設管理者に一任され、"統一ルール"はなかった。

 昨年7月、東京都の杉並区で全国初「防犯カメラ設置条例」が施行された。
その後も、静岡や滋賀の両県などでは統一ルール作りが行われているが、他の
自治体はほとんど必要性を感じないのか、遅々として進んでいないようである。

[杉並区で施行された条例]のポイントは以下である。

○区、商店街、鉄道会社、大型スーパーなどが「防犯カメラ」を設置する場合
 に、区長への届け出を義務付けた。

○上記の報告を求める内容は、「設置目的」「対象区域」「管理責任者名」「
 画像の保存方法」など具体的に名目を設定。

○条規が守られない場合の罰則として、例えば「画像の加工」「画像の流出」
 などが認められれば、区長は勧告を出し、改善されないケースは名前を公表
 する。

 皆さん、読まれて感じたと思うんですが、こんな"簡単なルール作り"すら、
今までは為されてこなかったのです。初めて出来たのが、2004年ですよ!
如何に、日本が「プライバシー」に関して、無頓着な国であるか・・・。

 しかも、各自治体が「必要性を感じない」とはどういう事ですか!!

【実は"治安悪化"していない国・日本】

 私も、マスコミ報道などを見て、多分に誤解していた部分があるのが、この
点である。「日本の治安は悪化しているんだろうなぁ〜」と単純に洗脳されて
いたところがあった。

 「しかし、20年くらい前と比べて、日本の治安は悪化などしていない」

 マスコミの重大犯罪における"過剰報道"もそうだが、法務省が出している「
犯罪白書」の統計の読み方に、偏りがあったのである。というよりは、現状を
踏まえないで数字だけを追っていたという事だ。

 ここからは、1981年〜2002年の統計を基に書きたいと思う。

「殺人」「傷害」「脅迫」「侵入盗」など主な刑法犯の認知件数(判明している
事件の数)は…

[1981〜1999年] → 1981年を100とすると横ばいか、徐々に
              少なくなっている。

★1997年は「神戸児童殺傷事件」が起こり、"治安の悪化"が叫ばれた年

[2000〜2002年] → 2000年から「傷害」「脅迫」の認知件数が
              急激に上昇(*理由あり)
                
              2001年には「侵入盗」の認知件数も増えて
              いるが、あくまでも1981年のレベルまで戻
              ったに過ぎない。

 この「認知件数」と実際に犯人を捕まえた「検挙率」と密接に結び付くある
事項がある。それは・・・警察庁長官が代わる度に、変わる『警察の方針』で
ある。

     『これを如実に表わしているのが、「窃盗」事犯である』
───────────────────────────────────
●昭和61年(1986)→刑事畑出身・金沢警察庁長官

「検挙率維持」「重要犯罪対策に精力を注ぐべき」→昭和63年(1988)
                        から"検挙率"が落ち始める。

●平成4年(1992)→公安畑出身・木口警察庁長官

「"検挙率"は、治安のバロメーターだ、頑張れ!」→2年間くらい"検挙率"は
                        アップする。

★平成4年(1992)〜平成12年(2000)まで、窃盗犯の「"検挙人数"は
 減っていない」が、「"検挙件数"が減っている」という事実だ。
               
                ↓これに関連しているのが…

 平成11年(1999)桶川ストーカー事件をきっかけに、「被害者の申し出
に、きちんと対応しろ」という指示が出されたため。

           「どうして、それで減るのか?」
チャートにすると、

これによって→警察の取り上げる事件が増える→警察官が忙しくなり、"検挙
        だから「検挙件数」が落ちた←者の余罪調査"行わなくなる。

 窃盗犯は件数が多いため、これの「検挙率」が下がると、全体の「検挙率」
に与える影響が大きい。直ぐにマスコミで大々的に取り上げられる"重大事件"
が「検挙率」のやり玉に挙がるが、実際はこうなのである。
───────────────────────────────────

また、次のような"符合点"も確認されている。

「強制わいせつ」が、平成8年(1996)から徐々に「認知件数」は増え始め
たが、「検挙率」自体は、低下している。

         これは↓

 平成8年に「被害者対策要綱」が出され、警察署や駅に"痴漢相談窓口"を設
置した。この事により、陰に隠れやすい「性犯罪」を表に出し、まず「認知件
数」が増加。しかし、痴漢自体、「顔見知り」が行うケースは少なく、捕まり
にくいため、「検挙率」は急落した。

 警察庁が発表する「重要犯罪の検挙率が下がっている」という"重要犯罪"の
50〜60%程度は、この「強制わいせつ」である。

【分母が大きくなり、"検挙率"下がる】

 警察は度重なる不祥事を契機に、平成12年(2000)の警察改革で「告訴
告発の受理処理の適正化と体制強化について」など4種類の通達が出された。
これで莫大に「相談件数」が増えたのである。

つまり・・・

 このような通達を出す事により、今までは「事件として立件されていなかっ
た事案」までも"立件"せざろう得なくなったため、先に挙げたように、「余罪
調査が簡略化」され、「検挙率」は下がったのである。

[相談件数] 平成8年(1996)…  323,843件

     平成14年(2002)…1,058,772件(+734,929)

 この相談件数の増加には、市民の「体感治安」の悪化という要因もある。マ
スコミで「安全神話が崩壊した」などと繰り返し、報道される度に、不安感が
どんどん煽られるのである。

 実際、何によって「犯罪不安」を感じるか?というアンケートでは、

  「54.1%が、新聞やテレビの犯罪報道を良く見ると答えている」

 だが、現実を見てみると、「殺人の認知件数」は昭和60(1985)〜平成
14(2002)まで、ほとんど"横ばい"状態である。

 しかし、「凶悪事件(殺人を含む)」や「犯罪被害者」の記事数は、平成9年
(1997)から、急激に上昇している。この年は、先に挙げた「神戸児童殺傷
事件」とピッタリ合致するのである。

 日本は、未だに世界的に見ても「犯罪被害が少ない国」である。それは、国
際標準化された犯罪被害調査(ICVS)の値によって分かる。調べてみると、
各犯罪において、日本は、際だってこの値が低い。

   「つまり、国際的に見ても、"安全"だと言われているのである」

 それならどうして、こんなに怯えているのか?それは、マスコミが「凶悪事
件」を過剰報道することによって、"犯罪不安"をどんどん高めている事に原因
がある。

 これで漸く最初に戻るが、この必要以上の"犯罪不安"が、「監視カメラ」に
走り出させる大きな理由の一つである。

 だが、日本より早く"犯罪抑止"を目的に「監視カメラ」を導入したイギリス
での現状及びこれまでの結論はどうなっているのか?

現状と結論を箇条書きすると・・・

1.「監視カメラ」の抑止効果は、"限定的"

2.「監視カメラ」の存在しない地域に、"犯罪の中心が移動"する。

3.「監視カメラ」を設置した地区でも、カメラに映りにくい犯罪(例えば、
  スリなど)が増加する。

 最も科学的に厳密な調査を行った[イギリス内務省]でさえ、駐車場を除いて、
その他の場所では効果がない。と言い放ち、その上、「街灯」の方が"犯罪防止
効果"があると結論づけているのだ。

 「確かに、私の印象でも、"犯罪は暗い場所"で行われる(全部ではないが)」

 だから、これ以上「監視カメラ」を無尽蔵に増やす事は、必要なことなのか
?特に、自治体の皆様には、良く考えて欲しい。

        「下記の事だけで、事は足りないが・・・」

例えば、「監視カメラ」を必要以上に増やさなくても、

 上記の結果から言うと、警察庁長官が、正しい「警察の方針」を出せば、"日
本の安全神話"は充分守られるのではないかと思う。まぁ、これだけじゃなく、
自分自身や身の回りの地域でも気を付けなければならない事は確かだが…。

どっちにしても・・・
 
「ただでさえ、ケータイのカメラでうざったいのに、

            これ以上、微力な"監視カメラ"は必要ないだろう」

*「プライバシー」に不安を感じる方に… http://tinyurl.com/6dbxd


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