彼女と仲間達には手厚く保護で気力を

彼女と仲間達には手厚く保護で気力を

　送料の掛からないネットショッピングに、可なり依存。でも、便利だもんな。

　けれど、漸く、近くに「ドラッグストア」出店。これで、薬は直に買えるよ。

　それにしても・・・

　本当か、どうかは分からないが「妻が見送らなかった」。夫は、単身赴任中。

　こんな理由の為に、現在、妻と８人の子供が住む家に、火を放った夫兼父親。

　家は全焼。長男を除く家族９人在宅。夫と妻、三女は病院搬送、次三男生存。

　悲惨だったのは・・・

　長女、次女、四男、五男が焼け殺された事。こういう大家族が出ると何時も、

　新聞報道は紋切り型。「近所の評判によると仲の良い家族に見えた」と表現。

　最近なら、自分の家族すら把握しているか、疑わしいのに況してや他人をや。

　この放火魔は・・・

　何と、御国を守る「海上自衛官」であった。家族を守る処か死地に追い遣る

　輩が国を守られる訳がなかろうよ。４人の尊い命が犠牲になった現在ならば、

　冗談にもならぬ。次男の言葉「お前が真っ先に助けに行かんか」が胸を突く。

　私は何時も・・・

　大家族がニュースになると、思う事がある。「子沢山の親が必ずしも、子供

　好きとは限らない」という事実。恐らく、この夫兼父親は其れに当て嵌まる。

　その代わり「セックス大好き」「避妊大嫌い」。中りもいいから、子沢山に。

　もしかしたら・・・

　此奴、最近迄、心療内科に通っていたという事から、「セックス依存症」に

　悩んでいたのではないか。単身赴任という現状が、それを更に、増長させた。

　故に、「妻が見送らなかった」のではなく、「セックスを拒んだ」のが原因。

　そう考えると・・・

　何となく辻褄が合う。妻は、夫の欲望を分かってはいても、８人の子育てで、

　くったくたで、そんな気力無し。そりゃあそうだよ。普通に考えれば当り前。

　妻は「心」による労いを求めたが夫は「肉」による労いを求めた。擦れ違い。

　事件の「導火線」が・・・

　「妻が見送らなかった」事。妻にとっては、夫であり、一番手の掛かる子供。

　それも、堪え性がない問題児。妻の憂鬱は週末。詰まり、夫が帰ってくる時。

　今迄は、仕方なく、夫の要求を受け入れていた。しかし、もう我慢の限界と。

　妻としては止むを得ないと・・・

　普通の人達は思う。だが、夫は既に「異常者」だった。情念は妻と仲間達に。

　仲間＝子供達である。妻に加担する者は敵。都合の良い時だけ、自衛官全面。

　彼女らを「敵国」に定めた。後は粉砕するのみ。既に、夫と父の仮面を脱ぐ。

　彼の情念の炎は・・・

　引火により、妻と仲間達の基地をも焼き尽くそうと。鬼畜以上の所業である。

　我に返った時は、時既に遅し。譬え、業火であろうと人勝てず。自分だけが、

　焼け死ねば良かったのに、結末は、子供４人が犠牲に。自分は助かっている。

　それと同時に・・・

　彼以外の人々に、これから生きて行く上で、決して、消えない苦痛を与えた。

　彼は罪を償っても彼女らに対する罪は償えない。人生やり直せない事もある。

　だから、私は、表面上は「更生」しても許せない。「更生」は加害者の側面。

　「更生」を・・・

　声高に叫ぶ人々は、加害者との関わりだから。良い面を見ようとするからだ。

　その気持は分かるが、犯罪の陰には、何時も「非業の被害者達」が存在する。

　人権は、生きている人間に丈、存在するのではない。死んだ人間にも存する。

　弁護士は・・・

　死んだ人間じゃ、商売に成らないから、生きている加害者に加担する。当然。

　何時も被害者達は蔑ろにされる。寧ろ、手厚く保護されなければならない人、

　それが被害者達だと、私は痛感する。加害者は自業自得。冤罪以外は冷徹に。

　今回の件でも・・・

　夫兼父は厳しく裁いて欲しい。彼女と仲間達には手厚く保護。それで気力を。