グレーゾーンの民間交渉人〜貴方に忍び寄る悪の手

トップ プロフィール 交渉人メルマガ 無料レポート関連 医療メルマガ リンク集 お問い合わせ 特商法




お探しのものが見つかりませんか?
Googleで検索して見て下さい。


Google



WWW を検索
このサイトを検索



無料メールマガジン

「グレーゾーンの民間交渉人
〜貴方に忍び寄る悪の手」

自分を守りたい。
家族、友人を守りたい。
そんな、あなたに

メールアドレス:



Powered byまぐまぐ
漸く、"犯罪被害者"に光明か。
そして、"実名報道"は誰のための利益?



 「犯罪被害者等基本法」が4月から施行されている。今まで、犯罪加害者の
人権が尊重され過ぎ、本当に助けを求めている被害者側が蔑ろにされていた。


【"犯罪被害者等基本法"の制定の経緯】

 この法律の制定の経緯は、前文に表わされている。少し長いが掲載する。
───────────────────────────────────
 [前文]
───────────────────────────────────
 安全で、安心して、暮らせる社会を実現することは、国民、全ての願いであ
 ると共に、国の重要な責務であり、我が国においては、犯罪等を抑止するた
 めのたゆみない努力が、重ねられてきた。

 しかしながら、近年、様々な犯罪等が、跡を絶たず、それらに、巻き込まれ
 た「犯罪被害者等」の多くは、これまで、その権利が、尊重されてきたとは
 言い難いばかりか、十分な支援を受けられず、社会において、孤立すること
 を余儀なくされてきた。

 さらに、犯罪等による被害について、第一義的責任を負うのは、加害者であ
 る。しかしながら、犯罪等を抑止し、安全で、安心して、暮らせる社会の実
 現を図る責務を有する我々も、また、「犯罪被害者等」の声に、耳を傾けな
 ければならない。

 国民の誰もが、「犯罪被害者等」となる可能性が高まっている今こそ、「犯
 罪被害者等」の視点に立った施策を講じ、その権利利益の保護が図られる社
 会の実現に向けた新たな一歩を、踏み出さなければならない。

 ここに、「犯罪被害者等」のための施策の基本理念を明らかにして、その方
 向を示し、国、地方公共団体、及び、その他の関係機関、並びに、民間の団
 体等の連携の下、「犯罪被害者等」のための施策を、総合的、かつ、計画的
 に推進するため、この法律を制定する。
───────────────────────────────────

 8月には、"計画的に推進するため"に、内閣府の犯罪被害者等施策推進会議
が、次の5つの項目を骨子とする案を、提出している。
───────────────────────────────────
     1. 損害回復・経済的支援等への取組
     2. 精神的・身体的被害の回復・防止への取組
     3. 刑事手続への関与拡充への取組
     4. 支援等のための体制整備への取組
     5. 国民の理解の増進と配慮・協力の確保への取組
───────────────────────────────────

 流れは・・・

 8月中旬から9月上旬にかけて、国民からの意見を募集。10月11日に第
8回"犯罪被害者等基本計画検討会"を開催。この計画は、年内にも、閣議決定
される見通しである。

   
    *詳細はこちら→ http://www8.cao.go.jp/hanzai/kotu.pdf


【"犯罪被害者等基本法"の問題点】

 これらを見ると、今まで、野ざらしにされてきた「犯罪被害者等」の権利に
対して、「被害回復の権利」や「二次被害を受けない権利」を、きちんと正面
から、"権利"として捉えている。こうした被害者の視点に立った施策の必要性
を指摘した点は、大いに評価出来る。

 しかし、"実効性"という点では、疑問が残る。それは、「犯罪被害者等」が
一番望んでいる「知る権利」や「刑事手続に参加する権利」などについては、
踏み込んだ内容となっていないのである。

 犯罪被害者にとっては・・・

 「近くまでは来ているのだが、"痛いところ"を治療していない感じである」

 もう一つの大きな問題点は =『犯罪被害者を"実名報道"すべきか?』

 この点について、上記の基本計画案の中では、警察による被害者の実名発表、
匿名発表に関しては、「プライバシーの保護や発表の公益性などを、総合的に
勘案しつつ、個別具体的な案件ごとに、適切な発表内容となるよう配慮してい
く」と規定されている。

 これに、噛み付いたのが"日本新聞協会"。

  早速、内閣府に、この項目の削除を求める意見書を、提出している。
───────────────────────────────────
 内容は・・・
───────────────────────────────────
 実名のない被害者は、存在さえも、確認出来ない。事件や事故を正確に、客
 観的に、取材、検証し、報道するために、実名は、欠かせない。その上で、
 プライバシー侵害などの恐れがあれば、匿名で報道するとし、"報道機関の自
 主判断"に、任せるように、求めている。
───────────────────────────────────
 "新聞の使命"としても・・・
───────────────────────────────────
 事件・事故の報道は、広く社会全体で、その悲しみを共有し、社会が一体と
 なって、背景にある原因を考え、再発防止、根絶に向け、取り組むためにも、
 必要なものだと信じる。
───────────────────────────────────

 この件については、私なりの意見がある。

 自分は、犯罪被害者ではないが、ある事故の被害者である。この事故によっ
て、両親は、5年ほど前に、亡くなった。地元のメディアでは、それなりに大
きく取り上げられた事故であった。

 この時の「苦い経験」があり、私は"日本新聞協会"の意見書に対して、とて
も素直には「イエス」と言える気分ではない。"報道"という正義を振りかざし、
土足で、被害者のプライバシーに踏み込んでくるのが、今のマスコミだ。

 私は、突然、ある夜、11時過ぎに、地元テレビ局の記者の訪問を、受けた。
当時、両親とは、別々に暮らしていたので、どこからか聞きつけてやって来た
のだろう。

 要件は、「テレビニュースに流す両親の写真が欲しい」との事だった。私は、
それまでも、どこからか仕入れた両親の写真を無断で、ニュースに流していた
報道を見ていて、やり切れない気持ちがしていた。

 ただでさえ、悲しいのに、「これでもかこれでもか」と更に、報道に押し付
けられるような"悲しみ"を、味わっていた。"悲しみを共有"する?冗談じゃな
い!マスコミがやっているのは、単なる"悲しみの押し売り"じゃないのか!!

 実際・・・

 両親と離れて暮らしていた期間が長いこともあり、彼らと一緒に撮った写真
がなかったのも、事実です。その事を、くだんの記者に正直に言うと、「そん
なはずはない」と、写真を提供するのは、"当たり前なんだ"という態度を取り
ました。

 そんな経験を持つ身からすると、"報道機関の自主判断"と主張されても、信
用する気にはなれません。昨今の「捏造報道」からも、信じろという方が、無
理なのではないでしょうか?

 いくら、"正義"や"使命"を建前にしても、報道する側が、「興味本位」であ
れば、どう考えても、傷つくのは、被害者側であり、その感情を共有すること
など、不可能でしょう。

 しかも、人の心は移ろいやすく、どんなに「大きな事故」であっても、自分
に余り関係なければ、忘れてしまっていることが、ほとんどです。悲しみを共
有したとしても、ほんのわずかな時間でしょう。

 しかし、「大きな事故・事件」であっても、他人にとっては、取るに足らな
いような「小さな事故・事件」であっても、被害者の"悲しい"という感情に、
大小はないのです。
 
 私は、以上のような理由から、現状では、実名か、匿名かを、"報道機関の自
主判断"に委ねるのは、とても危険なことだと思います。今の段階では、公的機
関である警察の判断に、頼らざるを得ないのではないでしょうか。

 けれど、その場合でも、極力、被害者の声をきちんと聞いて、プライバシー
には、最大限の配慮をしていただきたいと思います。勝手な判断は、その後、
被害者に、二重三重の苦しみを与える結果となってしまいます。

       「これは、あくまでも、私個人の意見です」

 実際・・・

 犯罪被害者の中には、警察の捜査だけでは、事件が中々解決せずに、苦しん
でおられる方々も、大勢いらっしゃいます。その場合は、専門家の仲介やマス
コミの力が、必要になることもあります。

 これら全てを、私は、否定している訳ではありません。事実、マスコミなど
が介在し、解決した事件も、数多く存在します。もし、介在するのであれば、
最後まで、親身になって、取り上げて下さい。

 上澄みだけを掬う「興味本位な報道」は、お互いにとって、メリットはあり
ません。テレビ局なども、瞬間的に視聴率は取れるかも知れませんが、底の浅
いモノは、次第に、馬脚を露してきます。

 マスコミの方々へ・・・

 どうか、興味本位+視聴率<犯罪被害者等の心情+事件解決(真相究明)に繋
がるという図式になるように、行動して下さい。皆さんは、巨大な権力を持っ
ています。使い方によっては、被害者にとって、最大の味方にもなり得るし、
最大の敵にすら、なり得ます。

     〜皆さんの良心を、どうか、私にも信用させて下さい〜


くれぐれも・・・

「"犯罪被害者等基本法"が、被害者にとって、

         "実効性"のある法律になることを、切に願っております」


  **真相追求のためには必要・・・→ http://tinyurl.com/dhwjg


もっと知りたい方はこちら


無料メールマガジン

「グレーゾーンの民間交渉人
〜貴方に忍び寄る悪の手」

自分を守りたい。
家族、友人を守りたい。
そんな、あなたに

メールアドレス:



Powered byまぐまぐ







トップ プロフィール 無料レポート関連 医療メルマガ リンク集 お問い合わせ 特商法

Copyright (C) Unlimit Corporation.
All Rights Reserved
.