毒舌!医療と生物をやさしく読み解く入門

トップ プロフィール 医療メルマガ 無料レポート関連 交渉人メルマガ リンク集 お問い合わせ 特商法




お探しのものが見つかりませんか?
Googleで検索して見て下さい。


Google



WWW を検索
このサイトを検索



無料メールマガジン
「毒舌!医療と生物を
やさしく読み解く入門」


知れば、楽しくなる。
楽しくなれば、知りたくなる。

そんな、あなたへ

メールアドレス:



Powered byまぐまぐ
読者's Eyes31


1.読者Dさんより、メール(クチコミ)を頂きました。


【"巨乳"の女性が増えた!?】

 読者の一人です。分からないことがありますので、お教え願えれば幸いです。

1.最近、国会でも、「小学生低学年の性教育」が問題とされています。また、
「幼稚園児から初潮が始まる」と聞かされました。

 今までは、"世の中も変わってきたな"ぐらいにしか感じていなかったのです
が、ある人からの情報で、養鶏の時、「排卵誘発剤のホルモン」を打つので、
それが、卵に残り、幼い頃から排卵してしまうとのことです。

 だから、体がそのようになると、SEXし始める年齢も下がるので、小学生
低学年の性教育が必要となるというのです。

        「これについて、どう思われますか?」

2.また、友人の退職した高校教師が、この頃、いわゆる「巨乳の女子高生」
が多い。昔はこんなことはなかった。

 これは、「牛に乳が大きくなるホルモン」を打っているから、それが牛乳に
入り大きくなるのではないか?というのです。

 栄養が良くなったから、発育がいいのだと思っていたら、とんでもないこと
に、日本人がなっているのかと不安でしょうがありません。

      「どのように、考えたらよろしいでしょうか?」

3.次の疑問「なぜ、初潮が早まるのか、乳が大きい女性が多くなるのか?」

 乳の方は、"栄養が十分に取れるようになった"からでしょうか?

 初潮のほうは、"41歳寿命説"から寿命が短くなることから、あらゆる、
"生理現象が短くなる"というのでしょうか?

 謎が深まりました。

 食品に携わるものとして、「何か出来ることはないか?」と日々考えていて、
このような連想になりました。

         「これからも、正しい情報お願いします」
───────────────────────────────────

【拓コメント】
───────────────────────────────────
1.の疑問に関しましては・・・
───────────────────────────────────
 養鶏の場合は、「レイヤー(卵を取る目的)」と呼ばれる採卵鶏、「ブロイ
ラー(肉が目的)」と呼ばれる食肉鶏、その他に、「種鶏(子供が目的)」と
呼ばれるモノがあります。

 まず、「ブロイラー」は、"排卵誘発剤"が、必要ないことは分かりますよね。

 もし、必要だとすれば、「レイヤー」か「種鶏」ですが、これらの管理は、
「ブロイラー」に比べて、非常に厳しく、可能であれば、ワクチネーション
(ワクチンによる予防)をしているのが、現状です。

 抗生物質なども細心の注意をして、休薬期間(この間は、出荷も出来ないし、
子供を取ることも出来ない)。ただ、抗生物質の長期連用は、耐性菌を作りや
すくしてしまうので、プログラムは、考え直すべきだと思います。

 また、「卵は経済の優等生」といわれ、その経済的ツケを"レイヤー農家"な
どに押し付けていたので、"排卵誘発剤"を使うという余裕はなかったと思われ
ます(貧乏なところが多かった)。

 何故なら、卵を出せば出すほど、損をしたのに、わざわざ金を掛けて、"排卵
誘発剤"を使うという道理は、ありません。

それ以外で…

 豚や牛に、排卵誘発剤的なモノ(ホルモン剤)が使われることが、あります。
しかし、この場合も、通常は、休薬期間が守られています。

 もし、守らないで、屠畜場などで、薬が検出されてしまうと即、出荷停止
(卵を含めて)になってしまうからです。

 これは、私が、動物薬のMRとして営業していた頃(約10年前)より、厳
しくなっているはずです。

   「ゆえに、この様なことは、現状では、考えにくいと思われます」
───────────────────────────────────
2.の疑問に関しましては・・・
───────────────────────────────────
 基本的に、「泌乳ホルモン(結果として、乳量を上げるなど)」というのは、
ありますが、「乳が大きくなるホルモン」は、ありません。

 何故なら、牛の乳を大きくしても、何のメリットもないからです。

 牛にも、「乳牛(乳が目的)」「肉牛(肉が目的)」「素牛生産(子供が目
的)」などの種類が、あります。

 牛乳は、ちょっとの異物が混入しただけでも、出荷出来なくなります。

 だから、高リスクを考えているため、農業共済(保険)の加入率が高いのは、
「乳牛農家」です。リスクを冒してまで、ホルモン剤を乱用しないでしょう。
共済による管理も厳しい。

 「肉牛」と「素牛生産」には"乳を大きく"するというのは、関係ありません。

 よって…

 ご友人は、「知識の断片」と"巨乳の女子高生が多い"というご自身の経験を
重ね合わせて、そういう話になったのではないでしょうか?

           「これが、私の見解です」
───────────────────────────────────
3.の疑問に関しましては・・・
───────────────────────────────────
1.「女性の体格が良くなり、女性ホルモンの分泌量の増える時期が、
   以前より、早まったこと」

   これにより、初潮年齢が下がり、乳が大きい女性が増えました。

2.しかし、「乳が大きい」という事は、多分に視覚的なモノもあり、
  統計学的に、実証されているわけではありません。

  おそらく、以前より、薄着になる女性が増えた事も、視覚的に
  「巨乳」に見える割合が高くなっていると思われます。

  スーツ姿では目立たなかった乳が、薄着にする事で強調される
  というケースは、多々あります。

  後は、"ヌーブラ"など乳を大きく見せるブラジャーが、大人だけ
  じゃなく、安価になったため、ティーンエージャーなどにも手に入
  りやすくなっている。

3.「41歳寿命説」に一番関連しているのは、食生活です。
  現在のようなファーストフードやコンビニ弁当など出来合いのモノ
  で済ませる食生活が進むと、現代の日本人よりは、おそらくかなり
  寿命が短くなる事が懸念されます。

  これらが、「ホルモンに影響を与える」という推測を、否定する事
  は、出来ません。

      「問題は、"現代の食生活にアリ"ということです」


もっと知りたい方はこちら


無料メールマガジン
「毒舌!医療と生物を
やさしく読み解く入門」


知れば、楽しくなる。
楽しくなれば、知りたくなる。

そんな、あなたへ

メールアドレス:



Powered byまぐまぐ







トップ プロフィール 無料レポート関連 交渉人メルマガ リンク集 お問い合わせ 特商法

Copyright (C) Unlimit Corporation.
All Rights Reserved.