毒舌!医療と生物をやさしく読み解く入門

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1.読者Nさんより、メール(クチコミ)を頂きました。


【"過度な行動制限"は治療と言えるのか?】

───────────────────────────────────
[元となったIさんのメール要約]→こちらを読んでから、下記内容へ
───────────────────────────────────
 父は病気ではなく、頭部を打った後遺症でおかしくなり、病院で暴れ「受け
入れられるのは、ここしかない。ここが嫌だったら出て行ってほしい」と言わ
れて、送られたのが、"痴呆症を専門に受け入れている精神病院"でした。

 そこでも、暴れたため、「筋弛緩剤」を打たれ結果、寝たきりになりました。

「筋弛緩剤」を打つ前に、母には病院側から一応説明があったようですが、病
院を出されるかの2者択一を迫られたら、選択肢はなかったと思います。

 頭部を打った後の入院後、一度外科的には、"ほぼ完治した"というので退院
してきたのですが、暴力をふるう、夜中に徘徊をするなど家族が、一緒に生活
出来る状態では、なかったからです・・・
───────────────────────────────────

 精神科勤務のNと申します。
 
 認知症の方のケースについてですが、ちゃんとした痴呆(認知症)専門病院、
精神科では、この程度のケースでは、薬で抑えるとはいえ、「寝たきり」にな
るほどに、投与することは無いと思います。

 10年前であっても、むしろ、"時代遅れの良くない方針"とされます。この
ケースについて言えば、専門病院とは名ばかりの病院か、ひどく、後進的な精
神科病院のやり方だと思います。
 
 しかし・・・

 10年前は、そういった病院も少なくなかったのも事実のように思います。

 現在では「精神保健福祉法の改正」に伴い、行動制限については、厳しく指
摘されるようになり、介護保険でも、"薬物による過剰沈静"は「身体拘束」と
見なされるようになり、比較的こういった姿勢は少なくなったと感じています。

 また、新薬の、*「非定型抗精神病薬」が"過剰鎮静にさせにくい性質"があ
ることも、これに貢献していると思われます。
───────────────────────────────────
*「非定型抗精神病薬」について
───────────────────────────────────
  全般   http://www2.cc22.ne.jp/~hiroki/a91.htm

  安全性  http://tinyurl.com/ap6na(PDFファイル)
─────────────────────────────────── 
 それでも・・・

  「問題のある病院は、私が知っているだけでも、結構ありますが…」
 
 現在、当院であれば、このような辛い思いをさせずにすんだであろうと残念
でもあり、過去における同業者のあり方に情けない思いでもあります。

 ただ、たぶん、抗精神病薬のことを、Iさん(そのご家族)は"筋弛緩剤"と理
解されたのだと思いますが、本当に"筋弛緩剤"を投与したのだとしたら、10
年前とはいえ、精神科の中でも(中では?)、かなり、問題のある対応だと感じ
ます。

 それから、これは意外に思われるかもしれませんが、現在では、精神科より
も、内科などの方が、看護師が安易に高齢者の手足を縛ったり、薬物による過
剰沈静を行っていることが見受けられます。

          「それも、当然のように・・・」
 
 法律で、行動制限に関して、規制を受けないため、このようなことに、なっ
ているのかもしれません。介護保険で、身体拘束を禁じられる前の介護施設(一
部を除く)が、これと同じ状態にありました。

 とにかく、施設、病院が違えども、このような話があるという事実は、悲し
いものです。

 こういった点を見ても、takuさんがおっしゃるとおり、認知症を含む、精神、
脳の障害に対する、日本の医療の遅れを感じます。

───────────────────────────────────
病院等の情報不足の場合、どうしたら良いか?を、Nさんに尋ねると・・・
───────────────────────────────────
 病院の選び方、特に認知症の方への対応の良い病院ということでしたら、ケ
アマネージャー、在宅介護支援センターの職員、保健師、*pswといった、福祉
関係者の評判を、総合して聞くのが良いと思います。

 比較的、横のつながりがあり、それなりに信頼できると思います。そういう
人たちと仲良くなるためにも、認知症は、家族で抱え込まず、早い内に相談す
る方がいいと思います。

 家族会があれば、そこで、評判も聞けます。また、熱心な福祉職員、保健師
が、誰であるかを、教えたもらえたりします。

*pswとは、Psychiatric Social Workersの頭文字の略。
 日本語にすると、「精神保健福祉士(ソーシャルワーカー)」のこと。
───────────────────────────────────

【拓コメント】

 Nさんの仰る通り、10年前でも「かなりレベルの低い病院」だったことは、
確かでしょうね。

 ただ、私が、知り合いの精神科に勤めていた看護師から聞いた話だと、動き
回られて、問題を起こされたら、困るから、「寝たきり」にしておくという恐
ろしい話が、当たり前のように、毎日、行なわれていたという事でした。

 確かに、問題のある対応ですが、「患者のための医療」じゃなく、「スタッ
フのための医療」を優先しているところでは、割とありがちな対応だと思いま
す。

「精神病を治すこと」が、主眼ではなく、「病院に長い間縛り付けること」が
目的である病院。その間は、出来るだけ、スタッフの手を煩わせず、なるべく、
薬も安いモノ(ゾロ品)を使う。

        「経費は安く、入院は出来るだけ長くです」

 病院だけじゃなく、施設などでも、「進んでいるところ」と「旧態依然とし
ているところ」が、ハッキリ分かれてしまっています。正直、法律など二の次、
"自分達がやりたいようにやる"という態度です。

 つまり・・・

       「私達が、面倒を見てやっているんだ」という事。

 これは、専門病院より、介護施設などに多いようです。この事を、患者さん
の側が、認識していれば良いのですが、情報不足のため、「入ってから、分か
る」というケースが、非常に多いような気がします。

 書いていて、少し寂しくなってくる「日本の精神医療」のあり方ですね。

 私も、親戚の看護師から、内科でそのような行為が、日常茶飯事のように行
なわれているのを聞きました。 内科の看護師自体も、その対応が、"悪いこと
だ"とは、強く認識していないようです。

「患者が、言うことを聞かないから、しょうがない」という態度のようですね。

 法律(身体拘束なども)が、末端に行き渡るまで、何年ものタイムラグがあ
りますからね。もちろん、公的に、法律で縛ることは、非常に大切なことです
が、これを如何に、現場が、実践していくかということは、もっと重要なこと
だと思われます。

 そのためには・・・

 日本の病院の多くが、早く、医師を頂点とする「ピラミッド型医療」ではな
く、全ての医療スタッフが、「並列で、患者の方を向いた医療」に変わって行
くことを、希望します。


「薬で、行動をむやみに制限するのではなく、

        "患者の心を解きほぐす"ことによって、

                ベッドから、解放する医療を期待する!」


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