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絶滅危惧種・クマタカに鉛の危機!!
〜2001年以降は禁止になってはいるが・・・


 今朝の道新にJR旭川運転所跡地の「鉛汚染」に関する記事が載っていた。
 これは絶滅寸前の貴重な動物種の話だが・・・。

【鉛中毒死する動物達】

 以前、このメルマガでエゾシカの肉の中に入った鉛弾の危険性を指摘した(
トピックURL参照)。その心配が的中してしまった・・・。

 北海道内では国の天然記念物であるオオワシ、オジロワシが鉛弾で撃たれた
エゾシカの死骸を食べ、"鉛中毒死"するケースが増えている。

 今回、発見されたのは北海道から九州まで生息し、絶滅危惧種に指定されて
いる「クマタカ」である。ただ、通常生息域が森林山岳地帯のため、死骸が発
見されるケースは極めて稀である。

   しかも「鉛中毒の実態」がクマタカの死骸により明らかになった。

【2001年から禁止されてはいるが・・・】

 北海道内の「エゾシカ猟」では2001年度(平成13年)から鉛弾の使用が
全面禁止となっている。しかし、道外では未だに禁止されていない。

 この記事を読んだ時、私は「何故、エゾシカ猟だけ?」と直ぐに思った。

      「エゾシカ」だけが鉛中毒の原因でないからだ。

 特にクマタカは悪食で森林のあらゆるものを食す。「エゾシカ」だけをター
ゲットにするのでは完全に片手落ちである。100個の鉛弾があるとしたら、
まさにそこから1〜2個拾って、対策をしているようなものである。

 これでは"まずい"とさすがに道も思ったのだろう。2ヶ月前くらいに次のよ
うな公示を出している。      

[詳細は↓]

 http://www.pref.hokkaido.jp/kseikatu/ks-kskky/sika/lead/lead.htm


【"鉛中毒"は直ぐなくなるか?】

 これらの対策によって、直ぐに"鉛中毒"による動物達の死は減少するのか?

 否、まだ、問題点は「人側」と「動物側」両方に山積している。

 その問題点を順不同で列記すると・・・

01.鉛弾に比べ、鉛以外の金属で作られた物やコーティングされた物はコス
   トが非常に高くなってしまう。

02.本州で余った鉛弾が道内に流出している(道内だけで鉛弾を止めても全
   国的なクマタカ等の保護対策にはならない)。

03.地元の猟友会に加入する時にある程度の弾のストックが必要だし、それ
   だけの弾を撃つ射撃練習場が少な過ぎる(全道でわずか数ヶ所)。

04.ライフルは散弾銃に比べて、技術も必要だし、保持するのにコストがか
   かる。若年齢層のハンターも減少傾向にある。

05.鉛を使っているのは銃弾だけじゃない。釣りに使うおもりにも鉛が使用
   されている。これを水鳥が小石を飲み込む習性で食べてしまうとすり潰
   された鉛が体内に取り込まれ、鉛中毒になってしまう。

06.食物連鎖で今度はその水鳥を食す動物に鉛中毒が感染する。

07.鉛の散弾などが木の皮や葉っぱなどに付着。それを食す動物(シカなど
   の草食動物)が鉛中毒なってしまう。

08.食物連鎖で今度はその草食動物を食す動物に鉛中毒が感染する。

09.銃の管理や規制に関する行政の対応が遅い(クマ駆除の時と同じ)。

10.「鉛弾を使わない」というのは、その獲物を人間も食べる場合だけに限
   るという人間のエゴを生み出す傾向がある。人間が食べない動物に関し
   てはその後は知ったことではないという無責任な体質も依然として存在
   する。

【"鉛中毒"を発生させない様にする今後の対応策】

○鉛弾を極力少なくして行く(全国的に)。鉛弾以外のコストを下げる。

○猟友会で銃弾を管理し、必要な時にだけ売る(数はきちっと把握する)。

○射撃練習場を国の補助で増やす。ハンターの教育、育成も含めて。

○散弾銃は出来るだけ減らし、ライフルに移行出来るような体制を取る(本当
 に必要な場合はこの限りではない)。

○つりのおもりについては「鉛」以外の素材を考える。

○自治体などが決めたルールについて、ハンターにしっかり守らせるように猟
 友会などと緊密に協力し合う。

○全国的な「自然保護体制」をもう一度整える。中途半端じゃなく、きちっと
 した調査(余りにおざなりなものが多い)、研究も平行して続ける。

●以上を守り続けることにより「生態系」や「自然環境」を壊さないよう心掛
 ける。特にレッドリストに載っているような絶滅危惧種(今回取り上げた"ク
 マタカ"のような貴重種)は絶対に保護しないともう戻っては来ない。

     「人間も自然環境の一部だと思う事が肝要である」


【エゾシカ関連のトピック】

  http://www.unlimit517.co.jp/ana13.htm


《MEMO.0025》クマタカ(Mountain Hawk Eagle)

 一般的に大きなものを「ワシ」、比較的小さなものを「タカ」と呼びますが、
クマタカのように大きくても「タカ」、カンムリワシように小さくても「ワシ」
という種もあります。それが証拠に「ワシ」「タカ」両方とも"タカ目タカ科"

 *クマタカ=『大きくて力強い猛禽類』という意

●全長約81cm、体重は♂3〜4kg、羽を広げる160〜180cm
●野ウサギ、ヤマドリ、ヘビ類を中心に大型のものでは、シカ(エゾシカ)、キ
 ツネ(キタキツネ)、タヌキ、ムササビ、ニホンザルなど森林に住むものはほ
 とんど"クマタカの餌"になります。
●日本、台湾、マレーシア、インドの一部、スリランカなど生息範囲は本当に
 限られています。
●しかも、日本のクマタカは亜種になり、世界中で日本にしかいない貴重種。


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