What's New!!      2001


【1】福岡地検:
次席検事が捜査情報漏えい 逮捕の主婦の夫に
 
 

2001.02.03
<福岡地検>次席検事が捜査情報漏えい 逮捕の主婦の夫に 

 福岡市の主婦が三角関係にあった女性を電話や電子メールで脅した容疑で逮捕された事件で、捜査報告を受けた福岡地検の山下永寿(えいじゅ)次席検事(51)が、逮捕の1カ月以上前、主婦の夫の福岡高裁判事(48)に容疑内容を漏らし、脅迫をやめさせるよう求めていたことが2日分かった。国家公務員法(守秘義務)などに抵触する可能性がある。山下次席は「脅迫をやめさせようと独断で伝えた。(捜査情報が主婦に伝わり)証拠隠滅された可能性は高い」と漏えいの事実を認めつつ「違法ではない」と弁明している。 

 主婦は福岡市城南区鳥飼7、古川園子容疑者(40)。1月31日、同市早良区の女性(34)への脅迫容疑で福岡・西署に逮捕され、容疑を否認している。

 地検などによると、被害女性から昨年9月に相談を受けた西署は脅迫容疑で逮捕状を請求する方針で地検と協議、女性は12月27日、脅迫とストーカー規制法違反容疑で西署に告訴した。同日、地検刑事部長から報告を受けた山下次席は翌28日午前、容疑者の夫である判事を電話で地検の自室に呼び出して容疑内容を伝え、事実ならやめさせるよう警告した。その後、検事正と福岡高検次席検事に報告したが、警察に連絡したのは今年1月下旬だった。

 地検は警告と同じ12月28日、西署に「ストーカー規制法に基づき、まず主婦に警告するよう」勧め、その後、脅迫容疑での強制捜査方針に戻った経緯もある。

 警告直後、被害女性やその夫の会社への無言電話や脅迫メールはやみ、古川容疑者は28日、弁護士に弁護を依頼した。プリペイド式の携帯電話など5台が脅迫に使われたとみられるが、西署が1月31日、高裁官舎の自宅を家宅捜索した際には見つからず、押収できなかった。古川容疑者は「アンテナが曲がるなどしたため昨年11〜12月ごろ捨てた」と供述しており、証拠隠滅を図った疑いがある。

 2日会見した山下次席は漏えいを認めたうえで「事件をつぶす気はなく(放置すると)大きな事件に発展しかねないので、ストーカー規制法に基づく警告が必要と判断した。判事と個人的なつきあいはないが、判事だから教えた。肩書で便宜を図ったと言われるなら仕方ない」と釈明した。しかし同法は、警告は警察が容疑者本人に対してすると定めている。

 証拠隠滅罪は他人の刑事事件の証拠を隠したり偽造する罪で、容疑者本人による隠滅は罰せられない。

 古川容疑者の逮捕容疑 伝言ダイアルで知り合い、性的会話を交えて電話交際していた男性(36)が別の女性と交際を始めたことにしっと。女性宅や携帯電話に嫌がらせの電話や電子メールを約250回繰り返し、電子メールで「死ね」「博多湾に捨ててやる」「夜中に火に包まれて一家全滅」などと脅した疑い。女性を中傷するチラシを女性の子供が通う小学校内でまいたり、夫の勤務先に嫌がらせ電話を約6700回かけた疑いも持たれている。

<毎日新聞より引用>

 

【2】特報・捜査情報漏えい:
次席検事、プリペイド式携帯の使用も
 

2001.02.03
 福岡地検の山下永寿(えいじゅ)次席検事(51)が福岡市の主婦の脅迫事件の捜査情報を、「警告」名目で夫の福岡高裁判事に漏らした問題で、山下次席が事件にプリペイド式携帯電話が使われたことを含めて判事に伝えていたことから、警告直前まで主婦が事件に使っていたとみられる携帯電話が処分され、証拠隠滅を誘発した可能性が強まった。

 福岡・西署の調べでは、福岡市城南区鳥飼7、古川園子容疑者(40)は、10台持っていた携帯電話のうちプリペイド式を含む5台を使って福岡市の被害女性(34)に嫌がらせの電話や電子メールを送っていたとみられる。

 これらの脅迫は昨年12月28日午前10時20分を最後に止まり、その後は一度もなかったことが新たに分かった。山下次席が古川容疑者の夫の古川龍一判事(48)に警告したのはほぼ同時刻の同日午前10時半すぎとされる。

 西署は古川容疑者を脅迫容疑で逮捕した1月31日、自宅を家宅捜索した際に、古川容疑者が使っていたパソコンやフロッピーディスクなどを押収したが、事件に使ったとみられる携帯電話5台は見つからなかった。それ以前に処分されたとみられる。

 山下次席は2日の会見で「ストーカー規制法ないし脅迫で告訴状が出ていると告げた。証拠関係等、事実の詳細は言っていない」と述べていた。しかし古川判事は同日夜に出した自筆談話で「妻が、被害者の女性、その夫の勤務する会社にプリペイド式携帯で無言電話やいたずら電話をかけている」と具体的な手段を含めて容疑を知らされた事実を明らかにしている。

 これらのことから県警は、警告の時点まで古川容疑者が携帯電話5台を所持して脅迫を続け、夫を通じて警告内容を聞いた後に処分したとみている。

 古川容疑者は西署の調べに、5台の電話について「アンテナが曲がったり、水に浸かったりしたので昨年11月から12月にかけて捨てた」と供述している。

<毎日新聞より引用>

 

【3】捜査情報漏えい:
福岡高裁などに抗議電話が殺到
 
2001.02.09
 福岡地検の山下永寿(えいじゅ)次席検事(51)が脅迫事件の捜査情報を福岡高裁の古川龍一判事(48)に漏らした問題で、福岡高裁と福岡地、高検=いずれも福岡市=に漏えいなどに対する抗議電話が全国から殺到している。2日の山下次席検事の釈明会見以来、その数は連日数十件にのぼり、職員らは対応に追われている。一方、インターネット上では、漏えい問題の是非を議論する掲示板が登場。古川判事と豊嶋秀直福岡高検検事長の自宅住所や電話番号が掲載されるなどプライバシーを侵害する面も出ている。 【荒木俊雄、青島顕】

 福岡高裁によると、電話をかけてくるのは声の調子から中高年の男女が多い。九州全域はもとより、遠くは北陸からもあった。内容は抗議が中心で「法に厳しくあるべき裁判官の家族がストーカー行為をしていいのか」「裁判官を辞めさせろ」「裁判官の住所を教えろ」など。

 地裁と高裁は代表電話番号が同じで、抗議電話は交換手に指定しない限りは高裁内の回線のあいた部署につながるため、渉外を担当する総務課だけでなく、会計課などの職員も応対しているという。

 高裁のある職員は抗議電話の印象について「司法そのものへの不信というより、何かの不満のはけ口として便乗しているように受け取れるケースが多い」と話す。

 福岡地、高検にも「何やっているんだ」などの電話が殺到。地検事務局は「相当数来ている」。高検も「多数来ている。内容は一般的な抗議だ」と言う。

 一方、漏えい問題に対するネット上の掲示板は9日午前10現在、851件の書き込みがあった。内容は「(漏えい問題は)三権分立を揺るがすとんでもない事件だ」「犯罪にならないのか」「道義的責任は」といったもののほか、山下次席検事と古川判事夫婦を中傷する内容もある。

<毎日新聞より引用>

 

【4】ストーカー行為:
46歳女性逮捕 男性に無言電話4千回 山口
 

2001.02.14
 山口県警光署は14日、同県光市島田1、情報誌発行会社役員、田中マチ子容疑者(46)をストーカー規制法違反の疑いで逮捕した。県警によると、同法違反での女性容疑者の逮捕は全国で2件目。

 調べでは、田中容疑者は交際していた市内の無職男性(41)に3年前に関係を絶たれたことを恨み、先月19〜30日に公衆電話から男性宅に18回の無言電話をかけた疑い。男性は昨年3月から今月にかけて、4000回余りにわたって無言電話があり、田中容疑者に自宅の周りをうろつかれたと話しているという。

 昨年10月、男性が光署に相談、署員が田中容疑者を尾行、ビデオ撮影などして容疑を固めた。田中容疑者は容疑を認めているという。田中容疑者は9年前に男性と交際を始め、その後、夫と離婚したという。

<毎日新聞より引用>

 

【5】ストーカー判決:
執ように電話をかけるなどした元自衛官に実刑
 

2001.02.28
 大学の後輩女性に復縁を迫ろうと、執ように電話をかけるなどしたとしてストーカー規制法違反の罪に問われた大分県別府市鶴見、元陸上自衛官、冨田大貴被告(24)=27日付で依願退職=の判決公判が28日、福岡地裁であった。高原正良裁判官は「女性の人権を軽視して自己中心的。社会情勢に照らせば実刑は免れない」と述べ、懲役5月(求刑懲役6月)の実刑判決を言い渡した。

 判決によると、冨田被告は昨年11月24日〜12月4日、かつて交際していた福岡市内の女子大生(当時21歳)に復縁を迫るため「電話やメールにちゃんと応答しろ。そうでないと押し掛けるぞ」「普通に話して優しくするって言うまでは何度でも(電話などを)する」などと嫌がらせの電話をかけたり、電子メールを送り、女子大生を不安に陥れた。

 昨年11月施行のストーカー規制法違反の実刑判決について、ストーカー被害対策会社「エイ・ケイ・アンド・カンパニー」(東京)社長、小早川明子さんは「実刑判決は聞いたことがない。一般にはまだ罰金や執行猶予で決着するのではとみられがちなので事件予防の後押しになる」と評価している。

<毎日新聞より引用>

 

【6】ストーカー:
面識ない女性に無言電話 26歳男逮捕 愛媛県警
 

2001.03.23
 面識もない女性の携帯電話に繰り返し無言電話をかけていたとして、愛媛県警生活安全企画課などは23日、滋賀県彦根市地蔵町、会社員、金丸憲市容疑者(26)をストーカー行為規制法違反(つきまとい等)容疑で逮捕した。県警によると、面識がない相手への行為で同法を適用したのは全国で初めて。同法で規制対象となる行為は、特定の相手に恋愛・好意の感情を持ち、それが満たされなかったことによるえん恨の感情に根差すものとされているが、県警は金丸容疑者について「電話をかけているうちに女性に好意を持ったため」と説明している。

 調べでは、金丸容疑者は今年1月末〜2月末、自分の携帯電話から松山市の会社員の女性(25)の携帯電話に計56回にわたって無言電話やわいせつな内容の電話をかけていた疑い。金丸容疑者は自分の番号を伏せた「非通知設定」にして携帯電話を無作為にかけていたが、たまたま若い女性につながったため繰り返していたらしい。調べに対し、金丸容疑者は容疑を大筋で認めているという。

<毎日新聞より引用>

 

【7】ストーカー:
規制法違反で主婦逮捕 女性間適用は初 奈良県警
 

2001.04.10
 家族ぐるみの付き合いがあった主婦に疎まれたことに腹を立て無言電話をかけ続けたとして、奈良県警生活安全企画課と天理署は10日、同県天理市指柳町、主婦、飯田悟子容疑者(38)をストーカー規制法違反(無言電話)の疑いで逮捕した。同法は恋愛感情だけでなく「その他の好意」が満たされなかった恨みによる行為も処罰の対象にしているが、女性間に適用して逮捕者が出たのは全国初。飯田容疑者は約5年間に5000回以上のいやがらせ電話をしたことを認め、「憎しみから、困らせようとしてやった」と供述しているという。

 調べでは、飯田容疑者は今年3月5日から翌6日の間、市内5カ所の公衆電話から近くの主婦(31)宅に計22回の無言電話をかけた疑い。飯田容疑者は1995年1月ごろ、互いの家庭に同年代の子供がいたことで主婦と知り合い、家族ぐるみの付き合いを始めた。しかし、主婦は家族旅行に誘われるなど、次第に疎ましさを感じ、他の主婦と付き合うように。飯田容疑者は主婦に焼きもちや憎しみの感情を抱くようになり、95年冬ごろから主婦宅に無言電話をかけるようになったという。

 電話は、子供や夫が外出し家事が済んだ午後2時〜同6時が中心。ばれないように公衆電話を使い、約30回かける日も。県外からかけたケースもあったという。

 主婦は昨年8月から今年2月の間、402回あった無言電話の日時を記した被害メモを作成。県警は飯田容疑者の行動確認をしてストーカー行為を特定し、告訴状の提出を受けて逮捕した。

<毎日新聞より引用>

 

【8】ストーカー:
警察への相談件数が増加 前年の3・2倍に
 

2001.04.26
 昨年1年間に全国の警察に寄せられたストーカー行為に関する相談は前年の3・2倍の2万6162件に達したことが26日、警察庁のまとめで分かった。ストーカー被害を含め全国の警察が昨年1年間に受理した相談件数は74万4543件で、前年より約40万件増加した。ストーカー規制法が施行されてから3カ月間の逮捕者は34人だった。

 同庁によると、警察本部や警察署の相談窓口へのストーカー被害相談は1998年の6032件から99年は8021件に増加した。昨年は上半期(1〜6月)が1万1543件で、ストーカー規制法が施行された下半期(7〜12月)は上半期を約26%上回る1万4619件にのぼった。

 昨年11月24日に施行されたストーカー規制法は、被害者からの告訴や相談を受けた警察が警告や禁止命令を出し、それでもやめない場合は最高1年以下の懲役または100万円以下の罰金となる。今年2月までに同法によって警告を受けたのは239人で、このうち悪質なストーカー行為や、警告に従わずに逮捕されたのは34人だった。

 また、全国の警察本部や警察署への相談はここ数年33万件前後で推移していたが、昨年は上半期だけで30万件を超え、年間を通じて一昨年の2・2倍の74万件にのぼった。

 警察署で受理した相談の中で最も多かったのは、いたずらなど迷惑電話(約4万5000件)で、次いで友人との金の貸し借りや消費者金融など金銭問題(約3万4200件)、少年問題(約2万1500件)の順だった。

 一連の警察不祥事で、市民の相談に適切に対応しない警察の在り方が問題になり、同庁は昨年3月に全国の警察署に専従の相談員を置くよう指示している。同庁によると、これまでに相談業務や情報公開などの対応のため、21道府県警本部が「警察相談課」や「警察県民センター」などを設置し、広島、山口、福岡の3県警は、一線署に担当課を新設した。相談の中には警察の管轄外のケースも多いことから、相談を円滑に引き継げるよう、23府県警本部で市町村や関係機関とのネットワーク化を進めている。

<毎日新聞より引用>

 

【9】短大生刺殺:
不審の男、前日も現場近くに 東京・浅草
 

2001.05.01
 東京・浅草の路上で30日、戸板女子短大2年、小川真由子さん(19)が刺殺された事件で、警視庁浅草署の捜査本部は犯人がかぶっていたとみられる帽子を発見し、1日公開した。似た帽子をかぶった男が事件前日の29日、現場付近で目撃されていたほか、上野・不忍池など台東、墨田区内で同様の目撃情報が約10件寄せられており、捜査本部は事件と関連があるとみて捜査している。

 調べでは、帽子は30日夕、現場近くの隅田公園周辺の植え込みの中で捜査員が見つけた。茶色でひさしが白。ぬいぐるみの犬かクマのような形で、耳や目、鼻がついていた。そばにはサングラスが落ちていたという。

 現場そばの隅田公園にいつもいるという男性によると、29日午前10時ごろにも、隅田川沿いの土手のベンチに若い男が座っており、茶色で動物の目、鼻、耳がついた同様の帽子をかぶっていたという。

 男性の友人が不審に思い、「いくつだ」と聞くと、「23歳」と答えた。白っぽい厚手のジャンパーに、紺色の作業ズボンをはいていたという。男性は「4年ぐらいこの周辺にいるが、初めて見る男だった」と話している。

 また、上野・不忍池では27日午前7時半ごろ、アライグマのような茶色の帽子をかぶった若者が池の方を見ているのを散歩中の男性が見ていた。この男性は「変わった男だなと思って印象に残った。事件の犯人の特徴に似ている気がした」と話している。

 一方、小川さんは板橋区に引っ越す前の昨冬、浦和市(現・さいたま市)の自宅に帰宅途中、近所の男性に「男につけられている」と訴えていたが、管轄する埼玉県警浦和署や、警視庁志村署は「小川さんからストーカー被害に遭ったという届けはない」と話している。

 小川さんは戸板女子短大(東京都港区)被服科洋裁コースの2年生。同短大の菊入哲夫学生課長は「4月から就職活動を本格化させていた。アパレル関係への就職を夢見ていた」と衝撃を受けた様子。クラス担当の石川智子助教授は「明るく活発で、欠席も少ない素直な学生。昨年夏、初めて自分で仕立てたワンピースを試着して、とても喜んでいたのに」と涙を流していた。

 同短大では、相談ごとを受け付けるカウンセリングルームがあるが、小川さんからの相談は確認されていないという。

<毎日新聞より引用>

 

【10】ストーカー:
都内初の規正法違反被告に有罪判決 東京地裁
 

2001.05.07
 東京地裁八王子支部は7日、東京都内で初めてストーカー規制法違反容疑で逮捕された神奈川県相模原市下九沢、無職、藤田亘貴被告(20)に、懲役2年、執行猶予5年(求刑・懲役2年)を言い渡した。大渕敏和裁判長は「被害者家族が受けた衝撃は深刻で、責任は重い。今後、被害女性には近づかないように」と述べた。

 判決によると、藤田被告は昨年11月22日、別れ話を持ち出された女性(17)を自宅に呼び出し、顔面にナイフを突きつけて脅かした。また、同月から12月にかけて女性宅に嫌がらせの電話を計93回かけた。

<毎日新聞より引用>

 

【11】ストーカー判決:
禁止命令に従わず規制法違反で初の有罪 静岡
 

2001.05.09
 静岡地裁沼津支部は9日、ストーカー規制法違反罪で住所不定、古紙回収業、下山栞被告(56)に懲役8月、執行猶予5年の判決を言い渡した。増山宏裁判官は、下山被告が静岡県公安委員会の禁止命令に従わず2年半ストーカー行為をしたと認定した。禁止命令に従わず同法違反に問われたのは全国初。

 増山裁判官は「禁止命令を無視し、被害者の身体の安全と住居の平穏をおびやかした許しがたい犯行。被害者がいかに嫌悪し、不安にさいなまれてきたかを知るべきだ」と述べたが「被害者の体に直接の危害を与えてはいない」と執行猶予を認めた。

 判決によると、下山被告は98年6月から、以前同じ勤務先にいた同県裾野市内の女性会社員(当時33歳)を週に2、3度、自宅や勤務先近くで付きまとうようになった。女性の訴えで沼津署から警告を受け、昨年12月14日には同県公安委員会が禁止命令を出したが、翌日から今年1月10日までの間、6回にわたり女性の自宅周辺を軽トラックでうろついたり、勤務先の駐車場付近で待ち伏せするなどのストーカー行為を続けた。

<毎日新聞より引用>

 

【12】PHS:
端末使い居場所を監視しストーカー行為に悪用 滋賀
 

2001.05.23
 交際していた女性(24)に対する脅迫容疑で滋賀県警に逮捕、起訴された男性被告が、女性を監視するため、PHS(簡易型携帯電話)電波を使った位置情報専用端末を女性の車に取り付け、ストーカー行為に悪用していたことが23日、分かった。取り付け行為自体は違法ではなく、ストーカー問題に詳しい弁護士は「自衛が必要」と指摘している。

 住所不定、無職、渡辺和則被告(28)。県警が今月1日、今年4月に2回にわたり女性へのいやがらせに「思い知らせてやる」などと記した手紙を送り付けた疑いで、逮捕。今月21日、起訴された。

 調べでは、渡辺被告は、昨年末ごろから、女性の車の下部に端末(縦約7センチ、横約4センチ、厚さ約2センチ)を磁石で取り付けていた。今年1月ごろ、女性が、カーラジオの雑音が多いのを不審に思い、車を調べて発見。県警に相談したが、取り付け行為は住居侵入などがない限りは違法でないため、立件出来なかったという。

 PHSで位置情報を知らせるサービスは迷子防止や、はいかいするお年寄りの発見などを目的に開発された。携帯電話会社の窓口で契約して端末を受け取れば、だれでも居場所を示した地図をパソコンやファクスで受け取れる。悪用された携帯電話会社は「申し込み時に使用目的は調べていないが、本来の目的を逸脱した使い方で遺憾だ」とコメントしている。

 ストーカー問題に詳しい佐賀千恵美弁護士(京都弁護士会)は「聞いたことのないケース。付きまとったりすればストーカー規制法で取り締まることも出来るが、巧妙な手口なので自衛も必要」と話している。

<毎日新聞より引用>

 

【13】出会い系サイト:
利用者の約15%、ストーカーなど被害
 

2001.05.29
 携帯電話の「出会い系サイト」に加入した利用者のうち、ストーカーや迷惑メールの被害にあった人が約15%に上ることが29日、ネット専門の調査会社の調べで分かった。実際にメル友や恋人ができたと評価する回答も多かった。

 「マクロミル・ドット・コム」(本社・東京)が今月22、23の両日、20〜40代の男女の「iモード」利用者1500人を対象に、電子メールを送付。518人から有効回答を得た。

 サイトに入った理由は「メル友が欲しかったから」が32・1%、「恋人が欲しかったから」が12・8%。

 トラブルの内訳は、ストーカーの被害者が2・8%いたほか、「迷惑メールでいやな思いをした」人も12・4%。具体的には「交際を断ったら執ように追いかけられ、自殺すると脅かされた」(29歳女性)、「相手から、チェーンメールが次々と送られてきた」(29歳男性)などのケースも。

 一方、出会いサイトのプラス面として、73%が「メル友ができた」と回答。「実際に会って遊ぶ異性の友達ができた」が24・7%、「恋人ができた」が7・9%だった。

<毎日新聞より引用>

 

【14】ストーカー:
女性会社員を逮捕 禁止命令違反容疑で 埼玉県警

2001.06.06
 埼玉県警行田署は6日、さいたま市大戸1、会社員、塚本純子容疑者(31)をストーカー規制法違反(禁止命令違反)容疑で逮捕した。元交際相手の男性(30)に電子メール計約2000通を送り付けたため禁止命令を受けたが、従わなかった。禁止命令違反容疑で女が逮捕されたのは全国初。

 調べでは、塚本容疑者は同県公安委員会の禁止命令に違反し5月7〜17日、会社員の男性が勤める群馬県館林市内の会社所有のパソコンに、携帯電話で計21回にわたって「付き合っている人と別れて」などと記したメールを送り付けた疑い。

 塚本容疑者はこの男性と約2年間、交際していたが、99年7月に別れ話を持ち出されたことから「結婚しないで」などとするメール約2000通を送った。今年4月下旬、男性の申し出により禁止命令が出された。

<毎日新聞より引用>

 

【15】小学校殺傷事件:
宅間容疑者、3番目の妻に執着
 

2001.06.18
 大阪教育大付属池田小(大阪府池田市)の乱入殺傷事件で、宅間守容疑者(37)が逮捕後、府警捜査本部の取り調べや弁護士の接見に対して、97年に結婚した元妻の名前をあげ「困らせてやりたかった」「裏切られた」など繰り返し“恨み言”を述べていることが17日、分かった。宅間容疑者はこれまで4人の女性と結婚、離婚を繰り返しているが、最も執着しているのがこの3番目の妻という。捜査本部も、今回の事件を起こした背景にこの元妻への偏愛があるとみている。

 関係者によると、宅間容疑者と元妻は97年3月に結婚。わずか9カ月後に元妻側から離婚調停を申し立てられ、翌6月、宅間容疑者に200万円支払うことで離婚は成立した。

 しかし、宅間容疑者はその後も執ように元妻につきまとい、嫌がらせ電話や手紙などでストーカーまがいの行動を続け、98年8月には元妻の顔を殴ったとする傷害容疑で逮捕された。さらに、99年12月には離婚の無効確認を求めて提訴している。

 これまでの調べでは、宅間容疑者は恨み言のほか、事件の動機に関しても、「(事件を起こすことで、この元妻ら)周りの者に重荷を背負わせてやりたかった」などと供述しているという。

<毎日新聞より引用>

 

【16】教師逮捕:
元妻の母親を手紙で脅迫 静岡県警藤枝署
 

2001.06.26
 静岡県警藤枝署は26日、静岡市東瀬名町、私立常葉菊川高校教諭、丸尾忍容疑者(41)を脅迫の疑いで逮捕した。

 調べでは、丸尾容疑者は5月7日、92年に離婚した元妻の母親(65)に「復讐(ふくしゅう)の準備は整いつつある。いい死に方はしない」などと書いた手紙を郵送し、脅迫した疑い。

 丸尾容疑者は離婚直後、元妻にストーカー行為をしていたが、元妻の所在がわからなくなったため、約8年にわたり、元妻の母親に「妻と別れたのはお前のせい。妻の居場所を教えろ」と封書を送り付けたり、自宅に押し掛けるなどを繰り返していたという。

 義母は「(丸尾容疑者が)職を失ったらかわいそう」と警察への相談をちゅうちょしていたが、ストーカー行為がエスカレートしてきたため、5月末に同署に相談。同署がストーカー規制法に基づき警告を行ったが、同容疑者がその文書を義母に送り付けるなどしたため、義母が6月に入り告訴。同署は逮捕に踏み切った。

<毎日新聞より引用>

 

【17】小学校殺傷事件:
宅間容疑者の過去の出来事などを基に検証
 

2001.06.29
 「もう人生が嫌になった」――大阪・学校乱入殺傷事件で、29日に再逮捕された宅間守容疑者(37)。今回の事件は、心の奥に溜(た)まり続けたさまざまなストレスが事件前日に爆発し、自暴自棄になった揚げ句だったとの見方が強い。その“複合動機”は、どのような心境の中で増幅されていったのか。そして、なぜ「学校での児童殺傷」に結びついたのか。宅間容疑者が逮捕後、捜査本部に供述した過去の出来事についてのくだりなどを基に検証した。

 ◆「いい仕事だった」

 宅間容疑者は93年7月、兵庫県伊丹市の職員に採用される。「就職できて、うまいこといったと思った」「公務員時代はよかった」。市バス運転手、環境クリーンセンター勤務、小学校校務員と三つの職場に就いたが、市職員としての勤務は99年に退職するまでの6年間に及び、彼の職歴の中では飛び抜けて長かった。

 しかし、比較的穏やかだったその時代も、97年12月、当時の妻(3人目の妻)からの離婚調停申し立てを境に大きく変化する。翌年にかけて、この妻に対して傷害事件やストーカー行為を繰り返した。「恨みがある」「重荷を背負わせてやりたかった」。この妻に対する愛憎は今にまで引き継がれ、事件の大きな背景になった、と述懐している。

 ◆「あの事件さえ……」

 99年3月、転機となる事件を起こす。勤務先の小学校でお茶に薬物を混入した傷害事件。これで公務員職を棒に振った。「転落のきっかけになった」「今も後悔の気持ちで眠れない」。この後、事件と転職を繰り返すことになった。

 さらに、精神病院に最後の入院をしてから事件までの半月間、「いろいろなことが重なった」という。過去の2件の事件の取り調べと出頭要請▽元妻への離婚無効確認訴訟など2件の民事訴訟の不調▽就職の失敗▽未払い家賃の催促――。

 ◆「パニックになった」

 事件前日の今月7日。溜まりに溜まったストレスはついに暴発し、「パニックになった」。「もう人生が嫌になった」「死のうと思った」と、事件を決意する。宅間容疑者は、この捨て鉢な気持ちと事件を結び付ける自分なりの論理展開を、最近になってようやく明らかにし始めているという。

 そしてそれによると、(1)「死刑になるしかない」(2)「そのためには大量殺人をやる」(3)「確実に実行できるのは(相手が弱者の)小学校」(4)「エリートの小学校なら、なおさら死刑になる」――というあまりにも身勝手な論理展開だという。

<毎日新聞より引用>

 

【18】刑務所出所情報:
被害者や警察に居住予定地など提供 法務省
 

2001.07.31
 法務省は31日、今年10月から犯罪被害者や警察に対し、加害者が刑務所から出所した後に居住する住所地を通知する制度を実施することを明らかにした。性犯罪やストーカー、さらには「逆恨み」などによる再被害の防止が主な目的。警察庁も「再被害防止要綱」を策定し、被害者周辺の防犯や警戒を強める方針を決めた。

 新制度では、加害者が刑を終え出所したり、仮出所する場合(1)刑務所や地方更生保護委員会が警察に対し、釈放予定年月日や加害者の居住予定地などを通知する(2)検察官が特に希望する被害者らに直接、加害者の釈放予定時期や居住地の概要を通知する――の2本立て。提供を受けるのは被害者や親族のほか、公判で犯罪の目撃情報を証言した人なども含む。

 英国やカナダでも、性犯罪などの加害者の居住地を通知するが、その情報が広がって出所者の居住を周辺住民が拒むなどのトラブルも発生している。そのため、法務省は、特に加害者の居住地情報提供については「被害者が転居などの対応を取る必要があり、犯罪の形態や背景などからやむを得ない場合に限る」としている。

 内容も、加害者の居住先が被害者と異なる都道府県の場合は、都道府県名だけ▽同一都道府県の場合は市区町村名まで▽近接している場合に限って町字名までと、状況に応じて通知する。出所時期も、通常は月の上旬、中旬、下旬の通知にとどめ、被害者が転居するなど加害者との接触を避ける必要がある時だけ釈放予定日を告げる。

 一方、警察サイドは、各警察本部ごとに被害者の中から「再被害防止対象者」を指定。警察本部の指示の下で、各警察署が対象者の警戒に当たる。対象者は警察を通じ加害者の出所情報を得ることもできるという。

 被害者への加害者情報提供については、99年4月、起訴したか否かなど刑事処分の内容についての提供を開始。今年3月からは、出所見込み時期などについて告知を始めていた。

 森山真弓法相は記者会見で「関係機関には近日中に通達する。加害者の居住地については、プライバシーを不当に侵害する時には通知しないなど、その人権にも十分に配慮して運用したい」と話した。

<毎日新聞より引用>

 

【19】ストーカー:
規制法施行から半年 逮捕者は66人に 警察庁
 

2001.08.23
 ストーカー規制法施行後の半年間に、全国の警察が逮捕者66人を含む71人のストーカーを摘発し、同法に基づいて453人に、つきまとい行為をやめるよう警告していたことが23日、警察庁のまとめで分かった。首都圏など都市部では、面識のない相手を狙ったり、警察による警告を無視した悪質なストーカー行為が目立っている。

 同法が施行された昨年11月末から今年5月末までに、被害者からの告訴を受けて摘発したストーカーは68人で、このうち63人が逮捕された。また、警察から警告された453人のうち、7人は複数の被害者にストーカー行為をしていた。警告されてもストーカー行為を続け禁止命令を受けたのは18人で、命令も無視して逮捕されたのは3人だった。警告を受けたストーカーのうち96%がその後ストーカー行為をやめるなど、警告が被害拡大防止に効果があった。

 同法の適用対象にならなかったケースを含め、半年間に警察が取り扱ったストーカー被害は9142件あった。被害者の88・8%は女性で、行為者の88・4%が男性だった。年齢別では被害者の約4割が20代で、行為者は20〜30代が約6割を占めた。被害者と行為者との関係は、関係が分からない1663件を除いて、元交際相手が51・2%で、内縁関係を含む元配偶者は14・4%。

 全体の約9割が面識のある相手へのストーカー行為だったが、首都圏や大阪、愛知、福岡などの9都府県が取り扱ったケースをみると、面識のない相手からのストーカー行為が11・8%で、全国平均より2ポイント程度高かった。警告を無視して禁止命令を受けた加害者の割合も都市部が高く、同庁は「人間関係が希薄で匿名性が高い都市圏では、執ようなストーカーが多く、被害者の不安感も大きいのではないか」と分析している。

 ストーカー行為を同法以外で摘発したケースは485件。脅迫と傷害がそれぞれ85件、住居侵入62件、殺人1件、殺人未遂9件などで、ストーカー行為が他の粗暴犯罪に発展しやすいことを物語っている。検挙されたケースのほか、被害者に防犯対策を指導したのが4429件、行政指導としての任意の警告が1568件あり、同庁は「法に触れないケースでも積極的に対応した」としている。

 法施行後に300件以上の相談を受けている民間のストーカー被害対策会社「エイ・ケイ・アンド・カンパニー」代表の小早川明子さんは「電話やインターネットによるストーカー行為は相手が分からないケースが多いが、法施行後は警察が捜査して相手を特定するなど積極的な対応が目立っている。警察による警告に逆上してエスカレートするストーカーもいるため、専門の女性相談員をもっと増やすなど、警察に相談しやすい環境をつくってほしい」と話している。

<毎日新聞より引用>

 

【20】女ストーカー:
福岡の独身女性会社員に禁止命令 熊本県公安委
 

2001.08.29
 熊本県公安委員会は福岡県の40代初めの独身女性会社員に対し、知り合いの男性にストーカー行為を繰り返したとして、ストーカー規制法に基づく禁止命令を出した。昨年11月の同法施行以来、九州で禁止命令が出されたのは初めて。

 県警の調べでは、女性は今年4〜6月、かつて福岡県で勤め先が同じだった熊本県在住の30代の独身男性会社員に一方的に好意を寄せ、手紙で面会を求めたり、自宅の合い鍵を送り付けるなどした。

 女性は、前の職場で男性と1回だけお茶を飲みに行ったことがあるだけで交際はなかったという。ところが、99年夏に男性が熊本県へ転勤してから、男性のアパートに押しかけるなどしていたという。

 今年1月、男性が県警に相談。女性が婚姻届を送り付けたり、一日に何度も男性宅に押しかけるなどストーカー行為が認められたため、3月、県警が警告を出した。しかし、その後も収まらず、県公安委は7、8月に、女性を2回聴聞しようとしたが、女性は応じなかったという。

 禁止命令は24日に出されたが、女性は「2人の問題で、行政命令など認められない」と話しているという。禁止命令に反してストーカー行為を続ければ、1年以下の懲役か100万円以下の罰金になる。

<毎日新聞より引用>

 

【21】韓国:
未成年者買春やストーカー有罪者 ネットで公開
 

2001.08.30
 韓国政府は30日、未成年者を対象とした買春やストーカー行為で有罪が確定した169人の氏名や職業などをインターネットと官報などで公開した。昨年改正された青少年保護法の規定に基づく措置。社会問題となっている未成年相手の性犯罪対策の切り札として導入されたものだが、他の凶悪犯罪と比べても社会的制裁が重すぎるという批判が出ている。

 公開されたのは、氏名と生年月日、職業、市区町村名までの住所、犯罪の内容など。政府の青少年保護委員会のホームページなどで、6カ月間公開される。

 対象となったのは、レイプ65人、ストーカー行為61人、買春27人など。年齢では、30歳代が64人でもっとも多く、20歳代が46人、40歳代が38人だった。公開対象は、法改正後に摘発された有罪確定者の中から、量刑や被害者の年齢などを勘案して決められた。

 女性団体などは今回の措置を歓迎しているが、法曹界からは違憲の疑いを指摘する声もある。聯合ニュースなどは今後、憲法裁判所に違憲訴訟が起こされる可能性が高いと伝えている。公開された職業と住所は、「会社員」「○○市」という大まかなもの。同じ姓の人が多い韓国では、公開された氏名と同姓同名であるために誤解されるという被害が続出することも憂慮されている。

<毎日新聞より引用>

 

【22】桶川事件公判:
運転手役の被告に懲役15年求刑 さいたま地裁
 

2001.10.05
 埼玉県桶川市で99年、女子大生の猪野詩織さん(当時21歳)がストーカー被害に遭ったうえ刺殺された事件で、実行グループの一人として運転手役を務め殺人、名誉棄損などの罪に問われた風俗店経営、川上聡被告(33)の論告求刑公判が5日、さいたま地裁(川上拓一裁判長)で開かれた。検察側は「(殺害の)実行行為を容認しており、責任は重大。否認して事実を明らかにせず、真しな反省もない」などと述べ、懲役15年を求刑した。

 論告などによると、川上被告は同事件で起訴された元消防士、小松武史(35)=分離公判中=ら3被告と共謀し、99年10月26日午後、JR桶川駅前路上で猪野さんをナイフで刺して殺害した。また殺害前の同年7〜8月には他の数人と共謀し、猪野さんの自宅周辺などに中傷ビラを張るなどした。

 4被告のうち、元風俗店長の久保田祥史被告(36)と元風俗店員(34)の2人には7月にそれぞれ懲役18、15年の判決が言い渡され、久保田被告だけが控訴している。

<毎日新聞より引用>

 

【23】ストーカー殺人:
損害賠償訴訟で被害者の両親の主張認める
 

2001.10.26
 埼玉県桶川市で99年10月、猪野詩織さん(当時21歳)が殺害されたストーカー殺人事件で、中傷ビラをまかれ名誉を損なわれたなどとして、詩織さんの両親が、殺人罪で公判中の小松武史被告(35)ら17人に損害賠償などを求めた訴訟で、名誉棄損行為への関与を認めた5人に関する判決が26日、さいたま地裁で言い渡された。草野芳郎裁判長は「共通の目的のため行われた共同不法行為」と述べて原告の主張をほぼ認め、5人に計490万円の支払いを命じた。

 判決などによると、5人は99年7〜8月、詩織さんから別れ話をされた小松被告の弟(当時27歳、昨年1月、北海道で自殺)らと共謀し、詩織さんの自宅周辺などに中傷ビラ計約400枚をまくなどして、詩織さんと父、憲一さん(51)の名誉を傷つけた。

 この訴訟では、詩織さん殺害による慰謝料などと合わせ、17人に対し1億2000万円を請求している。1人と和解が成立しており、係争中の被告は11人となった。

 判決について憲一さんは「主張が理解されたと思うが、通過点でしかない。(命日の)今日殺されたんだ、という思いの方が大きい」と話した。

<毎日新聞より引用>

 

【24】桶川民事判決:
9867万円の支払いを命じる
 

2001.11.16
 埼玉県桶川市で99年10月、女子大生の猪野詩織さん(当時21歳)が殺害されたストーカー殺人事件で、殺害や名誉棄損で損害を受けたとして、猪野さんの両親が17人に損害賠償を求めた訴訟で、さいたま地裁(草野芳郎裁判長)は16日、殺害にかかわったとされる元風俗店長、久保田祥史被告(36)=殺人罪などで東京高裁で控訴審公判中=ら2人に、9867万円の支払いを命じる判決を言い渡した。

 判決などによると、久保田被告と元風俗店員、伊藤嘉孝服役囚(34)=殺人罪で懲役15年が確定=は、殺人罪で公判中の小松武史被告(35)らと共謀し、99年10月26日、埼玉県桶川市のJR桶川駅前で猪野さんを刺殺した。また、同年7〜8月、猪野さんの自宅周辺などに中傷ビラ約400枚をまくなどして、猪野さんと父憲一さん(51)の名誉を傷つけた。

 被告2人は訴えの事実関係をを全面的に認めていた。

 訴訟では、17人に対し計1億2000万円を請求している。このうち1人とは既に和解が成立、5人に対しては名誉棄損について計490万円の支払いを命じる判決が出ている。同地裁で民事訴訟継続中の被告は残り9人となった。

<毎日新聞より引用>

 

【25】桶川民事判決:
2人に9867万円の支払いを命じる
 

2001.11.16
 埼玉県桶川市で99年10月、女子大生の猪野詩織さん(当時21歳)が殺害されたストーカー殺人事件で、殺害や名誉棄損で損害を受けたとして、猪野さんの両親が17人に損害賠償を求めた訴訟で、さいたま地裁(草野芳郎裁判長)は16日、殺害に関わったとされる元風俗店長、久保田祥史(よしふみ)被告(36)=殺人罪などで東京高裁で控訴審公判中=ら2人に、9867万円の支払いを命じる判決を言い渡した。

 判決などによると、久保田被告と元風俗店員、伊藤嘉孝服役囚(34)=殺人罪で懲役15年が確定=は、殺人罪で公判中の小松武史被告(35)らと共謀し、99年10月26日、埼玉県桶川市のJR桶川駅前で猪野さんを刺殺した。また、同年7〜8月、猪野さんの自宅周辺などに中傷ビラ約400枚をまくなどして、猪野さんと父憲一さん(51)の名誉を傷つけた。

 被告2人は訴えの事実関係を全面的に認めていた。

 訴訟では、17人に対し計1億2000万円を請求している。このうち2人とは既に和解が成立、5人に対しては名誉棄損について計490万円の支払いを命じる判決が出ている。同地裁で民事訴訟継続中の被告は残り8人となった。

<毎日新聞より引用>

 





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