What's New!!      2001


【1】ストーカー:
神戸親和女子大教授を逮捕 兵庫県警
 

2002.01.08
 兵庫県警兵庫署は8日、神戸市垂水区塩屋北町3、神戸親和女子大文学部教授、宮崎和夫容疑者(66)をストーカー規制法違反容疑で逮捕した。

 調べでは、宮崎容疑者は昨年11月から約1カ月の間に計3回、以前交際していた同市内の市立高校教諭の女性(49)を学校付近で待ち伏せし、自宅近くまで尾行するなどのつきまとい行為をした疑い。

 宮崎容疑者は女性と約17年間交際していたが、昨年1月に別れ話を持ち出されてからストーカー行為を始めたという。昨年夏に女性が神戸西署に相談し、宮崎容疑者が同9月、ストーカー行為をやめるとの誓約書を同署に提出していた。

 宮崎容疑者は89年に同大学講師となり、95年に教授に就任。専攻は教育社会学。処分は9日に学内の委員会で決める。

 同大学の佐野哲郎学長は「教育者にこのような行為があり残念。大学として学生や社会に対して責任を痛感している」とコメントを出した。

<毎日新聞より引用>

 

【2】ストーカー殺人:
実行役が殺害依頼を否定 さいたま地裁公判
 

2002.02.12
 埼玉県桶川市で99年、女子大生の猪野詩織さん(当時21歳)が刺殺されたストーカー殺人事件で、殺害を指示したとの殺人罪などに問われ、無罪を主張している元東京消防庁消防士、小松武史被告(35)の公判が12日、さいたま地裁(川上拓一裁判長)で開かれた。実行役として懲役18年の実刑判決を受けて控訴中の元風俗店長、久保田祥史被告(36)が弁護側証人で出廷し、「小松被告から殺害の依頼はなかった」と述べ、これまでの供述を一転させた。

 久保田被告はこれまで、事件の12日前、タクシーに同乗した小松被告から殺害指示をほのめかされたなどと検察側主張に全面的に沿った供述をしていた。控訴後、弁護士に「小松被告を道連れにするため、指示があったと供述した」と打ち明けたという。

 また、久保田被告は証言で「殺すつもりはなかったが、猪野さんの背中を誤って刺してパニック状態になり、振り向いた猪野さんの胸を刺した」と殺意を否認した。

<毎日新聞より引用>

 

【3】クローズアップ:
刑法犯の検挙率低下 戦後最悪の19・8%に
 

2002.02.18
 昨年の刑法犯の認知件数が、戦後最悪の273万5612件に上り、検挙率は初めて20%を切って最低の19・8%に落ち込んだ。来日外国人、少年らによる事件が急増し、犯罪の多様化に捜査の対応が追いつかないのが現状だ。警察庁は来年度から3年間で1万人の警察官を増員し、対策に充てる予定だが、抜本的な改善策につながるかどうかは不透明だ。特徴的な地域の現状を追った。

◆犯罪多発地区◆

  ―東京・歌舞伎町―

 日本有数の歓楽街・歌舞伎町は、1平方キロ当たりの年間の刑法犯認知件数が、都内平均の約40倍に当たる約5400件という犯罪多発地帯だ。44人が死亡した昨年9月の雑居ビル火災も放火の疑いが持たれ、難解な事件が後を絶たない。

 この地区の捜査が困難な点について、管轄の警視庁新宿署は(1)店の入れ替わりが激しく、捜査員が人間関係を築きにくい(2)出入りする客らも全国から集まるため、治安を良くしようという意識が低い――などを挙げる。

 こうした状況を改善するため同署は昨年12月、パトロールを専門に行う警ら隊(約50人)を組織し、4〜5人が定期的に見回って目を光らせている。今月末には街頭などに50台の防犯カメラを設置して犯罪の発生を抑え、事件解決に役立てようとの試みも始める。

◆110番最多地区◆

    ―福岡・西署―

 「住民が自力で物事を解決する力が落ち、安易に警察を頼る。現場のストレスは限界に近い」。いたずら電話などを除き、実際に警察官が処理した110番件数が98年から4年連続日本一の福岡県警西署(福岡市)。勤務経験のある県警幹部はこう不満を漏らす。480人の署員が昨年は4万5861件もの110番の対応に追われた。

 同署管内の人口はベッドタウン化で増え続け、1月現在で約50万1000人と、1署管内の人口では全国一だ。「少なくとも今の倍の警察官が必要」と同署刑事1課の係長。殺人や強盗、放火などの凶悪事件を約20人で担当する。「玄関先に猫の死がいがある」など、事件になりそうもない相談も山ほどある。

◆犯罪認知全国一◆

      ―大阪府―

 認知件数が昨年、前年より約7万5000件も増加し、東京都を抜いて全国一の32万7262件に上った大阪府。罪種別でも、殺人、路上強盗、ひったくり、自動車盗などの認知件数はそれぞれ全国最多。特に、ひったくりは連続26年、自動車盗も連続19年のワースト日本一だ。

 大阪府警によると、認知件数が増えたのは、車上狙いなど車関係の窃盗の増加が中心。今月4日には岸和田市で車を物色していた5人組とみられる男らが車でパトカーに突進し、警察官が拳銃を発砲する事件も起きた。

 府警幹部は「警察への相談を積極的に事件化しようとした前向きな影響もあるだろう」と分析している。

 刑法犯の検挙率は97年に40%あり、この4年で半分に落ち込んだ。警察が検挙に力を入れている重要犯罪(殺人、強盗、放火、強かん、略取誘拐、強制わいせつ)の検挙率も同様に減少している。特に強盗の検挙率低下が著しく、97年の約80%が昨年は50%を切った。東京・世田谷の一家殺害事件など国民が不安を感じる重大事件も解決しないケースが目立つ。

 検挙率低下の原因の一つとして、警察庁は「余罪捜査の困難さ」を挙げる。広畑史朗・刑事企画課長は「被害者らの記憶があいまいで、余罪すべてを立件するのは難しい」と言う。

 ピッキングという特殊な道具を使った窃盗など外国人による犯罪の増加が指摘されながら、語学に卓越した捜査員の導入は進まず、通訳を介しての取り調べが大半だ。

 鈴木基久・外国人犯罪捜査指導官は「荒稼ぎを目的に入国する外国人は生活基盤が日本になく、実態の把握ができない。逮捕できても取り調べで言葉の壁にぶつかる」と強調する。

■認知件数増も一因

 前田雅英・東京都立大教授(刑事法)の話 来日外国人の犯罪や少年事件の多発が犯罪急増の主な要因だが、警察不祥事以降、警察が脅迫や名誉棄損などにも積極的に取り組んで認知件数が増えていることも一因になっている。一方で警察官の増員が進まない中、ストーカーやDV(配偶者からの暴力)など新たな事件への対応で、警察官1人当たりの仕事量が増えていることも問題点の一つだ。解決策は、犯罪の発生をいかに抑えるかにかかっており、警察だけでなく、国民が安全にかかるコストを認識し、自分たちで安全対策を取っていくことが大切だろう。

■組織の求心力低下

 藤本哲也・中央大教授(犯罪学)の話 55年体制の崩壊や社会の価値観の急激な変化に伴い、警察組織の求心力が低下し、警察官のサラリーマン化も進んでいる。さらにこのところの不祥事続きで国民の警察への信頼が低下し、不安感が広がっている。これは治安の低下と相乗効果をもたらし、小さなことでも警察に届け出たり、告訴・告発に踏み切る人が増え、受理件数が増加し、検挙率を下げている。警察の人員増も大切だが、信頼を取り戻していく視点が根本解決には必要だ。

<毎日新聞より引用>

 

【4】リンチ死:
被害者は神戸商船大院生 暴力団風の男とトラブル
 

2002.03.05
 5日午後4時半ごろ、神戸市西区伊川谷町前開の川に若い男性がうつぶせに浮いているのを通行人が見つけた。神戸西署の調べで、同区伊川谷町有瀬、神戸商船大大学院生、浦中邦彰さん(27)と判明。全身に殴られた跡があり、既に死亡していた。浦中さんは4日未明に自宅近くの路上で、車の駐車を巡って暴力団組員風の男ら約10人とトラブルになったといい、同署は浦中さんが拉致され、集団リンチを受けたとみて、傷害致死容疑などで捜査している。トラブルの現場に駆け付けた同署員が、浦中さんが拉致された可能性に気付きながら、近くにいた男らを帰すなどしていたことも判明。同署は初動捜査に誤りがあったことを認め、謝罪した。

 調べでは、浦中さんは4日午前3時20分ごろ、知人の男性(31)に車で自宅まで送ってもらった際、駐車方法を巡って近くにいた男女2人組とトラブルになった。女が男数人を携帯電話で呼び出し、約10人で浦中さんら2人の顔など殴るなどしたという。

 近所の110番で同署員がパトカー2台で駆け付けたところ、浦中さんの姿はなかったが、5、6人の男が知人男性を取り囲むなどしていたため、署員は全員に任意同行を求めた。しかし、このうちの同区伊川谷町潤和、山口組系暴力団組員、冨屋利幸容疑者(37)が「関係ない。後で必ず交番に行く」と話したため、署員は男らを帰した。知人は署員に「一緒にいた男性が車で連れ去られたかもしれない」と告げたが、署員は緊急配備もかけず、近くの交番に引き揚げたという。

 しばらくして冨屋容疑者が交番に出頭し、一転して「自分1人で(知人男性を)殴った」と認めたが、署員らは逮捕せずにそのまま帰宅させた。同日午後、冨屋容疑者が今度は同署に出頭して来たため、知人男性への傷害容疑で逮捕した。

 5日午前になって、同署に「(浦中さんの)遺体を川に捨てた」と匿名の電話があり、署員らが遺体発見現場周辺を捜索するとともに、浦中さんへの暴行について同容疑者や組関係者から事情を聴いていた。

■捜査問題あった

 田中東雄・神戸西署長の話 トラブルの現場で十分な対応ができなかった。また、冨屋容疑者は交番で事情を聴いた際に逮捕すべきだった。逮捕者の供述から共犯者を割り出すのが通常で、捜査に問題があったと言われても仕方がない。申し訳ない。

■繰り返された初動捜査の誤り

  またも繰り返された初動捜査の誤り――。神戸市西区の川で5日、大学院生、浦中邦彰さん(27)が全身を殴られた死体で見つかった事件。110番通報を受けて2台のパトカーが現場に駆けつけながら、容疑者側の話をうのみにして、そのまま帰していた。警察が市民や被害者らの訴えをキャッチしながら、結果的に命を救えないケースは後を絶たない。

 初動捜査のミスを認めるまで、神戸西署の説明は二転三転した。

 同署は5日午後8時の最初の発表では、死亡した浦中さんの知人男性(31)を殴ったとして、傷害容疑で逮捕した同区伊川谷町潤和、山口組系暴力団組員、冨屋利幸容疑者(37)について、「4日午後3時半過ぎに自首してきた」と、この時点で初めて署が同容疑者と接触したかのように発表していた。

 ところが、同署は約2時間後、冨屋容疑者が4日未明に起きた車の駐車を巡るトラブルの現場におり、しかも110番通報で駆けつけた同署員が直後に近くの交番で同容疑者から事情聴取していたと訂正。その際、同容疑者が知人への傷害容疑を認めていたことも明かした。報道陣から「それでは自首にならない」などと追及されると、署の幹部は「刑事訴訟法上は自首とはいえないかも知れない」と認めた。

 田中東雄署長が、冨屋容疑者をすぐに逮捕しなかったことについて「供述から共犯者を割り出すのが通常。捜査に問題があった」と認めて謝罪したのは深夜になってからだった。

 警察のずさん捜査により最悪の事態を招いた事例としては、99年10月にJR桶川駅前で起きた女子大生刺殺事件がある。埼玉県警上尾署は被害者の女性側からのストーカー被害の訴えを放置したばかりでなく、告訴の調書を改ざんするなどし、当時の署員3人が虚偽有印公文書作成などの罪で有罪判決を受けた。

 また、同年12月、栃木県上三川町の会社員(当時19歳)が少年グループにリンチを受け殺害された事件では、少年の両親が再三、捜査を要請したにもかかわらず、これを無視した栃木県警の致命的な不手際が問題になった。

 また、00年1月に新潟県柏崎市で監禁されていた女性が保護された事件でも、女性を発見した保健所職員からの出動要請を柏崎署が断っていた。事件で逮捕、起訴された男の母親が4年前に警察に相談していたが、不十分な応対で事件解決に結び付かなかったことも判明した。

 こうした事態を受け、警察庁は全国の警察本部に対し、全警察署に専任相談員を配置するなど、相談受理体制の整備を指示。これを受けて、警察本部の多くに専任相談員が配置された。

 相談業務の改善は、警察制度の見直しを検討している「警察刷新会議」でも議論になった。民間人や警察OBを登用した困りごと相談員制度の発足や、市民からの苦情相談に対して公安委員会に文書での回答義務を負わせることなどを打ち出したにもかかわらず、こうした事件の教訓はまたも生かされなかった。

<毎日新聞より引用>

 

【5】ストーカー:
28年間つきまとった女を逮捕 群馬県警
 

2002.03.18
 知人の男性にストーカー行為を繰り返したとして、群馬県警生活安全企画課と前橋署は18日、同県吉井町池、婦人服受注業、高橋まさ江容疑者(53)をストーカー規制法違反の疑いで逮捕した。電話攻勢やつきまといは28年間に及んだ。

 調べでは、高橋容疑者は2月14日から同23日までの間、前橋市内のスナック経営の男性(57)に、計91回にわたり「バレンタイン(デー)だけど行ってもいいですか」「あなたに助けてほしい」などと電話をかけるなどのストーカー行為をした疑い。

 高橋容疑者は74年に、男性経営のスナックの客として知り合い、直後に電話するなどのストーカー行為を始めた。高橋容疑者がスナック前で待ち伏せなどをするようになったため、男性は昨年10月下旬、同署に相談。同県公安委員会が今年2月7日、高橋容疑者に電話などの禁止命令を出していた。

 高橋容疑者に結婚歴はなく、男性も独身。過去に高橋容疑者の日本舞踊の発表会に花束を贈ったことはあったが、交際はしていなかったという。 

<毎日新聞より引用>


【6】ストーカー殺人:
実行犯の懲役18年確定 埼玉・桶川
 

2002.04.03
 99年に埼玉県桶川市で起きた女子大生のストーカー殺人事件で、実行役として殺人罪などに問われ、さいたま地裁で実刑判決を受けて控訴していた元風俗店長の久保田祥史(よしふみ)被告(37)が、控訴を取り下げていたことが分かった。これで1審の懲役18年が確定した。

 昨年7月の1審判決によると、久保田被告は99年10月、JR桶川駅前路上で猪野詩織さん(当時21歳)をナイフで刺して殺害した。久保田被告は猪野さんと面識がなかったが、猪野さんの元交際相手(00年1月自殺)の兄から依頼され、成功報酬として1000万円を受け取った。また殺害前の99年7〜8月、猪野さんの自宅周辺などに中傷ビラを張るなどして、名誉を傷つけた。

 この事件では、共犯に問われた元風俗店員がさいたま地裁で懲役15年となり、既に確定した。

<毎日新聞より引用>

 

【7】歯科助手誘拐:
事件にストーカーの影 被害者あてに手紙や写真
 
2002.04.06
 東京都北区の歯科医院に勤める歯科助手の女性(42)が3月30日朝、出勤直後に行方不明になり、翌31日深夜に保護された略取誘拐事件で、女性が昨年末以降、9回にわたって体を触られたり、行動を監視するような内容の手紙を送り付けられていたことが5日、分かった。警視庁捜査1課と滝野川署は、こうしたストーカー行為が事件につながった疑いが強いとみて関連を捜査している。

 調べでは、昨年12月17日、表に女性の名前をひらがなで手書きした最初の手紙が歯科医院に届いた。「この数カ月みてきた。2カ月近く後をつけた」というワープロ書きの文章で、女性の後ろ姿の写真5枚が同封されていた。この後、1月4日までに計4回、自宅と歯科医院に「1カ月間、下着を着けるな」と指示するなどの手紙が届いた。

 3月4日夜には、歯科医院が入るビル内で、ごみを捨てようとして、不審な男に後ろから目隠しをされ、体を触られた。現場には「(手紙の指示を)無視したからこのようなことになった。また無視したら次はこの程度ではすまない」などと書かれた手紙が残されていた。

 女性は同日、滝野川署に被害を届け出た。同署などは自宅や歯科医院で警戒。20日までの間に3回「警察に相談しても無駄だ」「どんなに探しても、人と接しているところにいる限り見つからないよ。こっちは大勢いるからね」などという手紙が届いた。

 手紙の封筒はいずれも封筒は手書き。郵送1通を除き、直接郵便受けに入っていた。一部の手紙には、女性が年末から年始にかけて家族旅行した際の行動を監視していたとみられる記載もあったという。

 警視庁は、行動範囲などから、複数で女性の行動を監視して嫌がらせの手紙を出すなどしたうえで、ストーカー行為をエスカレートさせた疑いが強いとみている。

 同署の桑原二則副署長は「埼玉・桶川のストーカー事件もあり、速やかに適切な対応をした。同居している男性に送迎を頼むなど万全を期したつもりだ」と話している。 

 ◇歯科助手略取誘拐事件 女性は3月30日午前7時20分ごろ、同居の男性(33)の車で歯科医に出勤した。同8時50分ごろ、同僚が出勤した時には、かばんや携帯電話などの持ち物を残したまま行方が分からなくなっていた。警視庁が捜査中の31日午後11時ごろ、公衆電話から男の声で、男性の携帯電話に「解放した」との連絡があった。女性は指定場所の文京区の公園で保護された。

<毎日新聞より引用>

 

【8】歯科助手連れ去り:
プリペイド式携帯から不審メール
 
2002.04.06
 東京都北区の歯科医院に勤める歯科助手の女性(42)が先月行方不明になり保護された事件で、女性の携帯電話に所有者不明のプリペイド式携帯電話からメールが送られていたことが6日、警視庁捜査1課と滝野川署の調べで分かった。女性が手紙によるストーカー行為を受けていた時期で、警視庁は携帯電話の所有者が、事件について何らかの事情を知っているとみて捜査している。

 調べでは、昨年、女性の内縁の夫(33)の携帯電話に無言電話があり、発信はプリペイド式携帯電話と分かった。この電話からは、2月26日午前10時ごろ、女性の携帯電話にメールが送られていた。

 女性は昨年12月17日から今年3月20日までの間に、行動を監視するような内容の手紙を9回にわたって送り付けられたり、不審な男に体を触られたりするなどの被害を受けている。警視庁は、ストーカー行為に関与した人間が送った可能性が高いとみて、携帯電話の使用者の割り出しを急いでいる。

<毎日新聞より引用>

 

【9】ストーカー:
執行猶予中に同じ女性につきまとい実刑 福岡地裁
 
2002.04.24
 ふられた女性にけがをさせて有罪判決を受けた後、執行猶予中に再び同じ女性につきまといストーカー規制法違反に問われた男に、福岡地裁は24日、懲役4月(求刑・懲役6月)の実刑判決を言い渡した。陶山博生裁判官は「被害者の恐怖、不安は大きく、変質的な動機に酌量の余地はない」と断罪した。

 男は福岡市城南区梅林4、無職、荒川茂之被告(33)。判決によると、荒川被告は、以前交際していた福岡市内の女性(33)に昨年8月から約3カ月間、毎日のように「関係を戻したい」などと電話をかけ、不安を覚えさせた。

 荒川被告は一昨年11月、女性に交際を断られたが、その後もつきまとってけがをさせ、昨年7月に傷害罪とストーカー規制法違反で懲役1年4月、執行猶予4年の判決を受けた。しかし判決翌日から再び女性宅に無言電話をかけ、福岡・南署が2回警告していた。

 女性は県警に「今の状態が続けば狂ってしまう。荒川被告には悪いことをしていると思い知らせたい」と話していた。

 陶山裁判官は判決言い渡し後「もう一度、被害者に対してどんなにひどいことをしたか考えなさい。社会に戻ったら、面会や電話などはこれっきりにしてほしい」と説諭した。

<毎日新聞より引用>

 

【10】歯科助手誘拐:
被害者らが自作自演 警視庁逮捕
 
2002.05.16
 東京都北区の歯科医院に勤める歯科助手の女性が3月30日朝、出勤直後に行方不明になり翌日保護された事件は、自作自演だったことが15日、警視庁捜査1課の調べで分かった。事件前に女性が勤務先のビル内で、いたずらされたとする事件も作り話だったとして、警視庁は同日、女性ら2人を建造物侵入容疑で逮捕した。

 逮捕されたのは、歯科助手の相馬敦子(42)=埼玉県川口市本町1、知人の無職、神川隆之(41)=杉並区高円寺南3=の両容疑者。

 調べでは、両容疑者は3月4日夜、相馬容疑者が勤める歯科医院のある北区田端1のビル階段の踊り場に、わいせつな行為をする目的で侵入した疑い。

 相馬容疑者はこの直後、「3月4日にストーカー行為を受けた」と同僚に訴えたことから、話が大きくなり、警視庁も相馬容疑者から話を聴いていたという。相馬容疑者は「騒ぎが大きくなって引っ込みがつかなくなった」、神川容疑者は「(相馬容疑者から)相談を受けてやった」などと供述しているという。

 3月30日も午前7時に出勤した相馬容疑者は、同9時過ぎに神川容疑者と、性的な行為をする目的でホテルに行ったという。突然いなくなったことから歯科医院から連絡を受けた相馬容疑者の内縁の夫が警察に届けていた。騒ぎが大きくなって誘拐事件を装ったとみられる。2人はインターネットの出会い系サイトで知り合ったという。

<毎日新聞より引用>

 

【11】未成年者略取:
ストーカーの果て腹いせに妹連れ去る 新潟
 
2002.06.05
 4日午後8時15分ごろ、新潟県糸魚川市の男性(43)方で、若い男がいきなり刃物を振り回したうえ、男性の二女(2)を連れて、軽乗用車で逃走した。男性方には二女のほか家族5人がおり、二女を助けようとした中学生の長男が男と玄関先でもみ合いになり、頭に軽傷を負った。

 糸魚川署は未成年者略取容疑事件とみて捜査。5日午前2時ごろ、同市に隣接する同県青海町で走行中の小島容疑者の車を発見。パトカーなど3台で追跡し、国道8号を閉鎖するなどして同市内の同署敷地内に追い込み、同2時25分ごろ、男を同容疑で現行犯逮捕した。二女は無事だった。

 調べでは、男は同市頭山(つむりやま)、自称飲食店員、小島岳(たかし)容疑者(20)。小島容疑者は二女の高校生の姉に数カ月前から、しつこく交際を迫るなどストーカー行為を繰り返し、今年4月、同署から警告を受けていた。

 同署は交際を断られた腹いせに女児を連れ去ったとみている。長男にけがをさせた傷害容疑でも取り調べる。

<毎日新聞より引用>

 

【12】東京都迷惑防止条例:
つきまとい処罰を削除 乱用の恐れと
 
2002.06.21
 ストーカー規制法では取り締まれない「つきまとい」行為の処罰を柱とした東京都迷惑防止条例改正案に対し、都議会警察・消防委員会は21日、「つきまとい」条項を削除する修正案を全会一致で可決した。「処罰対象があいまいで乱用の恐れがある」などが理由。26日の本会議で修正案が可決される見通し。

 ストーカー規制法の処罰対象は、恋愛感情に基づく行為などに限定している。今回の改正原案は「つきまとい行為」を「職場・学校・地域社会等における関係、売買・雇用・貸借等の契約関係、または交通事故等の不法行為関係に起因するねたみ、恨み、その他の悪意の感情を充足する目的」と定義し、最大1年以下の懲役または100万円以下の罰金を科す内容だった。

 自民、民主、公明の3会派が「正当な抗議行動やマスコミの取材活動など広範囲に網がかけられる恐れがある」と削除を求める修正案を共同提案。共産も「『悪意の感情』の判断を現場の警察官に委ねられない」と歩調を合わせた。

 改正案は昨年12月、墨田区の男性(当時29歳)が男につきまとわれ刺殺された事件などがきっかけで提案された。 

<毎日新聞より引用>

 

【13】桶川ストーカー殺人:
運転手役の被告に懲役15年 埼玉
 
2002.06.27
 埼玉県桶川市で女子大生、猪野詩織さん(当時21歳)がストーカー被害に遭ったうえ殺された事件で、さいたま地裁は27日、殺人、名誉毀損などの罪で風俗店経営、川上聡被告(34)に求刑通り懲役15年を言い渡した。

 被告側は殺人の共謀を否認したが、川上拓一裁判長は有罪と認定した。同じ罪で起訴された4人のうち判決は3人目。

 判決によると、川上被告は猪野さんの元交際相手(00年1月自殺)の兄で首謀者とされる小松武史被告(35)=公判中=らと共謀し99年10月26日、JR桶川駅前で猪野さんを刺殺した。また事件前の同年7月、猪野さんの自宅周辺などに中傷ビラ約400枚をまき、名誉を傷つけた。

 川上被告は、殺人の実行役の久保田祥史受刑者(37)=懲役18年が確定=の運転手役で、報酬400万円を受け取った。

<毎日新聞より引用>

 

【14】ストーカー:
飲食店アルバイト女性を客が待ち伏せし刺殺 愛知

2002.07.01
 1日午前2時10分ごろ、愛知県武豊町六貫山の喫茶店駐車場で、アルバイト先の飲食店から帰宅した同所の竹内由紀さん(18)が、自宅近くで待ち伏せしていた同県南知多町大井北側、無職、家田和夫容疑者(26)に小刀(刃渡り約12センチ)で胸を刺された。家田容疑者は、竹内さんの悲鳴を聞いて自宅玄関から出てきた姉の会社員、英里さん(23)の腰を刺して車で逃走した。2人は近くの病院に運ばれたが、由紀さんは同3時半、出血性ショックで死亡した。

 家田容疑者は同2時50分ごろ、「人を刺した」と携帯電話で110番、駆けつけた県警半田署員が殺人未遂容疑で緊急逮捕した。同署は殺人容疑に切り替えて調べている。

 調べでは、家田容疑者は2〜3カ月前から、由紀さんがアルバイトしていた同県半田市内の飲食店に客として訪れていた。「由紀さんを道連れにして死のうと思った」と供述しており、無理心中を図ろうとしたらしい。

 竹内さんの家族によると、由紀さんは2カ月ほど前から家田容疑者につきまとわれ、帰宅の際は同店関係者に送ってもらっていた。約1カ月前には、近くの駐車場で由紀さんと口論した家田容疑者が、ナイフで自分の腹部を刺したこともあったという。

<毎日新聞より引用>

 

【15】ストーカー判決:
元女子大教授に執行猶予3年 神戸地裁
 
2002.08.13
 約17年間交際していた女性に別れ話を持ち出されたため付きまとい、ストーカー規制法違反罪に問われた神戸市垂水区塩屋北町3、元神戸親和女子大教授、宮崎和夫被告(67)に対する判決公判が13日、神戸地裁であった。浦島高広裁判官は「悪質で、教育関係者の信用に悪影響を与えた」として、懲役6月、執行猶予3年(求刑懲役6月)を言い渡した。

 判決によると、同被告は昨年11〜12月に計4回、同市兵庫区の公園などで、帰宅途中の元交際相手の高校教諭を待ち伏せし、付きまとった。

 判決は「ストーカー行為をしないという誓約を何度も破った犯行はしつこく悪質。被害者が受けた精神的苦痛も大きい」と指摘した。同被告は、接触禁止を条件に保釈中だった今年3月、元交際相手の自宅を訪れてインターホンを鳴らし、神戸地裁から保釈を取り消された。

<毎日新聞より引用>

 

【16】ストーカー:
元職場の同僚女性につきまとった店員逮捕 兵庫
 
2002.08.23
 兵庫県警生活安全企画課と相生署は23日、職場の同僚だった兵庫県相生市内の女性会社員(29)につきまとい、100万円を渡そうとしたとして、同市栄町、酒店手伝い、中条正雄容疑者(29)をストーカー規制法違反容疑で逮捕した。

 調べでは、中条容疑者は、7月まで契約社員として勤めていた同県太子町内の工場で同僚だった女性に交際を申し込んだが断られた。今月17日朝には自宅に押しかけ、家族に「結婚させて下さい」と求め、さらに22日午前8時ごろにも自宅に押しかけ、父親に「これまでのおわび」として帯封のついた100万円を受け取るよう要求。断られると、女性あての手紙を渡すなどした疑い。

 女性が17日、相生署に相談に行ったため、中条容疑者は19日付で同署に「二度としない」という内容の誓約書を出していた。 

<毎日新聞より引用>

 

【17】ワン切り:
番号登録で業者に初の課金 NTTドコモ
 
2002.10.10
 NTTドコモは10日、「ワン切り着信拒否機能」を31日から提供すると発表した。携帯電話の着信記録に残ったワン切り業者の電話番号をドコモに登録すると、次回からその番号からの通話を拒否できる。

 これまで、ストーカー対策などのための有料の着信拒否はあったが、新サービスは無料。拒否登録した番号から次回以降にかけてきた場合、ドコモ側で着信し、「この電話はお受けできません」と音声ガイダンスを流して通話を終える仕組みにする。ドコモは、業者側に通話料を課金することで、「通話料を使わずに着信記録だけ残す」というワン切りの“メリット”を封じ、ワン切り撲滅につなげたい考えだ。

 拒否番号登録は最大で19件可能で、「0*009999」と発信し、「プププ」の音が聞こえたら、「0*01(〜19)」と打ち込んだ次に「ワン切り業者の電話番号」を押して発信し、「プププ」と鳴ったら登録が完了する。

 また、特定回線から通話が成立しない「不完了呼」が多数発信され、輻輳(ふくそう)(電話が通じにくい状態)の恐れがある場合、回線利用者の契約を解除できるよう契約約款も改正する。NTT東西はすでに同様の改正をしているが、最近、携帯で発信するワン切り業者が出始めたといい、ドコモはこれに先手を打った形だ。

<毎日新聞より引用>

 

【18】処分申請:
日本人男性に「近づかないで」 B・スピアーズさん
 
2002.12.11
 米国の人気女性ポップス歌手ブリトニー・スピアーズさん(21)は9日、横浜市旭区在住の日本人男性(41)からストーカー行為を受けているとして、男性がスピアーズさんに近づかないよう求める処分をロサンゼルス地裁に申し立てた。

 申し立てによると、男性は今年9月からスピアーズさんをつけ回し始め「あなたを追いかける」と書いた手紙を送り付けたり、ロサンゼルスの自宅などに押し掛けたりした。男性がスピアーズさんの半径約900メートル以内に立ち入ることを禁止するよう求めている。

 スピアーズさんは男性とは面識がないという。

 スピアーズさんは99年のアルバム第1作「ベイビー・ワン・モア・タイム」が世界で約3000万枚を売り上げ、米経済誌フォーブスが選んだ今年の世界著名人番付で首位に輝いた。4月には東京ドームで初来日公演を果たした。

<毎日新聞より引用>

 

【19】住基ネット:
国立市が「離脱」宣言 27日にデータ送信停止
 
 
2002.12.26
 住民基本台帳ネットワークシステム(住基ネット)について、東京都国立市の上原公子市長は26日、記者会見し「住基ネットに対する不安が払しょくされていない」として、住基ネットからの離脱を表明した。同市は27日から東京都に対する個人データの送信を停止する。住基ネット稼働後に離脱したのは、9月の東京都中野区に続き2自治体目。杉並区や横浜市など既に離脱している五つに、国立市の7万2000人を加えると、不参加者数は、6自治体で計約445万人に上る。

 上原市長は、離脱の理由について、個人情報保護法制が整備されておらず、個人情報保護の安全性が確認できない▽情報漏えいの危険と比較しても、市民のメリットが明確でない▽ストーカー対策に取り組んでいるが、市民の個人情報の拡散で無意味になる懸念がある――などを挙げた。上原市長は「セキュリティー対策に関する国の認識の甘さと、情報漏えいによる危険に対する認識不足には国立市としては危機感を持たざるを得ない」と述べた。

 一方、総務省の井上源三市町村課長は、国立市の離脱は「違法な行為だ」と指摘、参加を求めていく方針だが、上原市長は「市長に適切な管理を求めた住民基本台帳法の規定に基づいた適法な措置だ」と反論している。市では選択制の導入などを視野に再参加の条件などを今後、検討していくという。 【臺宏士、三木陽介】

 根強い不信感 

 東京都国立市の住基ネットからの離脱は、8月5日の稼働から5カ月近くがたってもなお、自治体に個人データ悪用への不信感が根強く残っていることを示した。同市が11月に集計した市民意向調査では69%が「不安だ」と回答した。日本弁護士連合会が今秋に実施した全市区町村アンケートでは、9町村が住基ネットについて「離脱を検討」と回答している。こうした不安解消策として、兵庫県や横浜市などは国の行政機関に対する調査権の創設を求めているが、総務省の対応は鈍く、実現しそうにない。

 一方で、同省の新たな対応が不安を増幅している。同省は「状況が変わった」との理由で住基ネットの利用事務をなし崩し的に拡大する電子政府関連3法案を国会に提出し、法案は今月6日に成立した。「世界一のIT大国」に向けた強引とも言える進め方に、今後も離脱自治体が出てくる可能性がある。国は、自治体の意見を聴き、法改正も視野に入れた具体的な対応が求められそうだ。

<毎日新聞より引用>

 





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